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コンビニバイトの男の子
第8章 密談
メインディッシュが運ばれてきたところで、一旦質問を中断し、2人は料理を楽しむことにした。
(それにしても、上手に食べられるようになったな。最初の頃は、ナイフとフォークの扱いに悪戦苦闘していたのに)
食事する悠希の姿を眺めながら、そんな感想を抱いた。
(女性の扱いも一緒なのかな?それにしても、女性慣れしてないことは明らかだった彼が、性行為に奥手だったシュウをこんなに変えてしまうとはね)
先日の2日目の萩子は、自分が知っている貞淑な妻からは信じられない程の卑猥な姿を晒していた。
それを引き出したのが、目の前にいる悠希である。
貴之は、彼が妻との関係が密になるにつれて性の快楽に溺れて暴走し、若さ故のエゴを押し付けてくることも覚悟していた。しかし、そのようなことは今日まで1度も無い。それもあって、こうして対面した時に敵意の感情を抱きつつも、最終的には許せていた。礼儀正しくて真面目な雰囲気は、最初にこの個室で話をした時から少しも変わっていない。
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