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コンビニバイトの男の子
第8章 密談
次の日にこの個室で対面した時、悠希は酷く緊張し恐縮していた。親しく話をしている女性の夫に呼び出されたということで、恐らく叱責されるだろうと思っていたようだった。昨夜はあまり眠ることができなかったのか、目の下に隈ができており焦燥ぶりが見て取れた。
貴之も覚悟を決めていたものの、これから話す内容に緊張感は相当なものだった。
運ばれてきた夕食の料理を目の前にして、手もつけられず沈黙の時間が過ぎていった。
貴之はどう切り出そうか考えあぐねていたが、初対面の若い青年をこれ以上不安にさせることは申し訳なく思い、ワインを煽って勢いをつけると前置き無しで単刀直入に話を切り出した。
「いきなりなんだが・・・、鮎川君、私の妻を抱いて欲しい。・・・そしてそれを、撮影させて欲しいんだ」
「申し訳ありません!でも、抱くとかそこまでは全然・・・、えっ!?」
悠希が"抱く"という言葉を聞いて反射的に謝ったが、貴之の言葉を最後まで聞くと驚きの声を上げた。
「やっぱり妻のこと、少しは気に入ってくれているみたいだね」
「あの・・・」
「であれば、鮎川君にとっても悪くない話だと思うんだけど」
「すっ、すみません!あの・・・抱いて欲しいとか、撮影とか、話が全くわからないんですが」
そこでようやく、驚きから困惑の表情に変わっている悠希に気が付いた。
「あっ、焦ってしまってすまない。そうだよな、いきなり言われても困るよな。ちょっと長くなるが、説明するから聞いてほしい」
貴之は謝罪すると、包み隠さず全てを悠希に話した。1年前に観たアダルト動画を切っ掛けに、自分が妻を性的に満足させていないのではと不安になったこと。そこから妻を抱くことがプレッシャーになり、セックスレスになったこと。一方で、その動画で自身の”寝取られ”の性癖に気付いたこと。全てを解決する方法が、誰かに妻を抱いてもらい、それを見るしかないという結論に達したことを。
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