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コンビニバイトの男の子
第8章 密談
今回、悠希から事前に隠しカメラの位置を確認したいと言われ、萩子が料理教室に行っている間に訪問してもらい、MSTシステムでカメラ画像を見てもらっていた。その効果で、悠希が映りに配慮して位置や向きを調節したため、以前よりも2人の行為がよく見えた。より近くで見えるように、ベッドのヘッドボードに隠しカメラを置くことを提案したのも悠希である。
「何故、妻のベッドでは無く僕のベッドに置いたのか、映像を見て理由が解ったよ。普段僕が寝ているベッドで、妻が他人に抱かれている姿を見せつけられるのは、かなりダメージ受けた」
「やっぱり。星野さんの性癖に刺さりましたか」
「ああ。それと、僕のベッドは明け方に窓からの光が当たるから、ふたりの淫靡さがより際立っていた。観てみるかい?」
悠希と会う時、貴之はいつも隠し撮り映像を転送したタブレットを持ってきていた。
「いいえ、映像は星野さんのものなので」
「そうか・・・」
今まで何度か訊いているが、悠希は頑なに観ようとはしない。この関係を始めたときに、悠希自身が決めたことのようだった。
ちょうどオーダーを取りに店員が部屋に来た。いつものように遠慮して決める悠希の料理を、自分と合わせてランクを上げたコース料理に変更し、お勧めのワインも追加する。
「毎回、すみません」
「報酬を受け取ってくれない代わりに、僕が奢りたいんだから、遠慮しなくていいんだよ」
貴之はそう言うと、真面目な悠希にまた意地悪したくなった。
「それにしても、まさか朝から来るとはねー」
にやにやしながら続ける。
「見かけたときは、まかさってびっくりして、ブレーキ踏んじゃったよ」
「えーと、ゼ、ゼミが休講だったので・・・」
「そっかー。次の日はバイトも休んだんじゃなかったかな?」
「そ、それは・・・、あの、えーと・・・」
「何故、妻のベッドでは無く僕のベッドに置いたのか、映像を見て理由が解ったよ。普段僕が寝ているベッドで、妻が他人に抱かれている姿を見せつけられるのは、かなりダメージ受けた」
「やっぱり。星野さんの性癖に刺さりましたか」
「ああ。それと、僕のベッドは明け方に窓からの光が当たるから、ふたりの淫靡さがより際立っていた。観てみるかい?」
悠希と会う時、貴之はいつも隠し撮り映像を転送したタブレットを持ってきていた。
「いいえ、映像は星野さんのものなので」
「そうか・・・」
今まで何度か訊いているが、悠希は頑なに観ようとはしない。この関係を始めたときに、悠希自身が決めたことのようだった。
ちょうどオーダーを取りに店員が部屋に来た。いつものように遠慮して決める悠希の料理を、自分と合わせてランクを上げたコース料理に変更し、お勧めのワインも追加する。
「毎回、すみません」
「報酬を受け取ってくれない代わりに、僕が奢りたいんだから、遠慮しなくていいんだよ」
貴之はそう言うと、真面目な悠希にまた意地悪したくなった。
「それにしても、まさか朝から来るとはねー」
にやにやしながら続ける。
「見かけたときは、まかさってびっくりして、ブレーキ踏んじゃったよ」
「えーと、ゼ、ゼミが休講だったので・・・」
「そっかー。次の日はバイトも休んだんじゃなかったかな?」
「そ、それは・・・、あの、えーと・・・」

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