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コンビニバイトの男の子
第8章 密談

お風呂を済ませ、仕事を持ち帰っているからと書斎に籠もった。萩子が寝るのを待つためMSTシステムでライブ映像を見ていると、焼き菓子を持って書斎に来るのが判った。かなり疲れた様子だったがそこには触れず、お礼を言って受け取った。部屋を去った萩子を再びモニターで観察すると、すぐに寝室のベッドに横になり、あっという間に寝息をたて始めた。
(いよいよ、シュウと鮎川君、今日ふたりにあったことが確定する)
喫茶店を出てからずっと感じていた、結末を知りたい気持ちと知りたくない思いが交互に襲ってくる心の揺れが最高潮に達していた。
何度も妄想していた萩子が他の男に寝取られる映像を目の当たりにできる期待に男根は硬く勃起し、スウェットの股間部分を押し上げていた。一方で、萩子が自分以外の男性に躰を許すはずがないという願いと、約束を破って悠希が無理やり萩子に手を出しているのではないかという不安で、映像を見る前から気分が悪くなってきた。
(しっかりしろ!自分で始めたことだ。全てを見届けるんだ!)
自分に喝を入れると、緊張で冷たくなっている手でスマートフォンを操作してメッセージアプリを開いた。最初から全てを目に焼き付けようと、悠希から訪問前に送られてきた最初のメッセージの送信時間を確認すると、MSTシステムの録画再生画面で再生開始時刻を入力し、開始ボタンをクリックした。
映像が始まると、すぐにインターホンが鳴り、萩子が応対する場面が映し出された。
『はい』
短いやり取りの後、萩子がリビングから出て行き、数分後、萩子に続いて、
『失礼します』
と言いながら悠希がリビングに入って来た。
そこから、モニターはふたりが過ごした時間を余すことなく忠実に映し出していった。その隠し撮り映像が突きつけた事実は、アダルト動画からの妄想とは比べ物にならない、想像を遥かに超えた衝撃を貴之にもたらした。
(いよいよ、シュウと鮎川君、今日ふたりにあったことが確定する)
喫茶店を出てからずっと感じていた、結末を知りたい気持ちと知りたくない思いが交互に襲ってくる心の揺れが最高潮に達していた。
何度も妄想していた萩子が他の男に寝取られる映像を目の当たりにできる期待に男根は硬く勃起し、スウェットの股間部分を押し上げていた。一方で、萩子が自分以外の男性に躰を許すはずがないという願いと、約束を破って悠希が無理やり萩子に手を出しているのではないかという不安で、映像を見る前から気分が悪くなってきた。
(しっかりしろ!自分で始めたことだ。全てを見届けるんだ!)
自分に喝を入れると、緊張で冷たくなっている手でスマートフォンを操作してメッセージアプリを開いた。最初から全てを目に焼き付けようと、悠希から訪問前に送られてきた最初のメッセージの送信時間を確認すると、MSTシステムの録画再生画面で再生開始時刻を入力し、開始ボタンをクリックした。
映像が始まると、すぐにインターホンが鳴り、萩子が応対する場面が映し出された。
『はい』
短いやり取りの後、萩子がリビングから出て行き、数分後、萩子に続いて、
『失礼します』
と言いながら悠希がリビングに入って来た。
そこから、モニターはふたりが過ごした時間を余すことなく忠実に映し出していった。その隠し撮り映像が突きつけた事実は、アダルト動画からの妄想とは比べ物にならない、想像を遥かに超えた衝撃を貴之にもたらした。

