この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
コンビニバイトの男の子
第9章 雨

その日からふたりの関係がぎくしゃくするようになり、夫婦ごっこもしなくなりました。時を置かずして父親の仕事の関係で春生の家族は引っ越していき、会うことも無くなったのです。
しばらくは、夏に扇風機の風を肌に浴びる度に、春生と裸で抱き合った甘酸っぱい記憶を思い出しました。しかし性教育で性交という行為を知り、その秘密の出来事の記憶を封印したのでした。
今、それが解かれたのです。
悠希がベッドに戻ります。
「次は正常位、いいですか?」
「うん」
悠希が脚を抱え上げました。
(はるくんの時と一緒だ・・・)
蘇った記憶に、性交を知った時の嫌悪感はありません。懐かしく、甘酸っぱい感じは、ひとつのことを意味していました。
(初恋、だったんだ)
アイマスクで遮られた視界に、幼いままの春生の顔が浮かびます。悠希が逞しい肉棒を膣口に当てる感触に、股間に充てがわれた春生の幼い肉棒の記憶も蘇りました。
「萩子さん、入れますね」
(『しゅうこ、入れるよ』)
悠希の言葉が、掻き消された春生の言葉を埋めます。
初恋だった幼馴染みの男の子と、躰を許したコンビニの男の子、ふたりの“ハルキ”がひとつに重なります。
「入れて、ハルくん」
自然と、春生のあだ名で悠希を呼びました。
「萩子さん?」
「こう呼んじゃ、だめ?」
「いえ・・・」
脚を抱える悠希の手に力が入ります。
「シュウ、さん、入れます」
「来て、ハルくん」
悠希がぐっと腰を進めます。
今夜3度目になる挿入に、悠希の肉棒の形に馴染んだ蜜壺は、すんなりと奥まで受け入れました。
「あぁ・・・ハルくん、気持ちいい・・・」
感嘆の声を上げる萩子の手が、宙を彷徨います。悠希がその手を掴み、指を絡めて恋人繋ぎをすると、萩子に覆い被さりました。
「シュウさんの中、とっても気持ちいいです」
悠希が耳元で告げます。
(『しゅうこの中、とっても気持ちいい』)
脳内の春生が語りかけました。
しばらくは、夏に扇風機の風を肌に浴びる度に、春生と裸で抱き合った甘酸っぱい記憶を思い出しました。しかし性教育で性交という行為を知り、その秘密の出来事の記憶を封印したのでした。
今、それが解かれたのです。
悠希がベッドに戻ります。
「次は正常位、いいですか?」
「うん」
悠希が脚を抱え上げました。
(はるくんの時と一緒だ・・・)
蘇った記憶に、性交を知った時の嫌悪感はありません。懐かしく、甘酸っぱい感じは、ひとつのことを意味していました。
(初恋、だったんだ)
アイマスクで遮られた視界に、幼いままの春生の顔が浮かびます。悠希が逞しい肉棒を膣口に当てる感触に、股間に充てがわれた春生の幼い肉棒の記憶も蘇りました。
「萩子さん、入れますね」
(『しゅうこ、入れるよ』)
悠希の言葉が、掻き消された春生の言葉を埋めます。
初恋だった幼馴染みの男の子と、躰を許したコンビニの男の子、ふたりの“ハルキ”がひとつに重なります。
「入れて、ハルくん」
自然と、春生のあだ名で悠希を呼びました。
「萩子さん?」
「こう呼んじゃ、だめ?」
「いえ・・・」
脚を抱える悠希の手に力が入ります。
「シュウ、さん、入れます」
「来て、ハルくん」
悠希がぐっと腰を進めます。
今夜3度目になる挿入に、悠希の肉棒の形に馴染んだ蜜壺は、すんなりと奥まで受け入れました。
「あぁ・・・ハルくん、気持ちいい・・・」
感嘆の声を上げる萩子の手が、宙を彷徨います。悠希がその手を掴み、指を絡めて恋人繋ぎをすると、萩子に覆い被さりました。
「シュウさんの中、とっても気持ちいいです」
悠希が耳元で告げます。
(『しゅうこの中、とっても気持ちいい』)
脳内の春生が語りかけました。

