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コンビニバイトの男の子
第9章 雨

最愛の妻が、その気持ちを持ってくれていることに感極まる。
しかし悠希は、萩子のその言葉の裏を読み取ったのかくすっと笑った。
「・・・じゃあ、躰は?」
萩子のふふっと笑う声がする。
「躰はハルくんよ」
萩子が即答した。
「シュウさん・・・」
ここでも寝取られを決定づける言葉と、あだ名で呼び合う声と、舌を絡め合う音を聞かされる。
正常位の体勢になった時に、萩子がいきなり悠希を“ハルくん”とあだ名で呼んだのは驚きだった。
それまでの悠希との行為を経て、どんな心境に至ったのかを推し量ることはできないが、不倫相手への想いを知らしめられて、これまで以上の嫉妬心を煽られた。
しかし萩子に中出しされ、悠希に雄として劣っていることを突き付けられた今、その嫉妬心は萎んでいる。
「すみません。重いですよね」
悠希が萩子の躰の上から離れ、手を掴んで萩子を起こす。
「ありがと」
「あっ、そこ気をつけてください。僕のが・・・」
「うわっ、って、え?こんなに?」
「すみません。えーとティッシュを・・・」
悠希がティッシュケースを取った。お互いにセックスの残滓が付着した性器をきれいにする。
「まだ出てくる。中に出すと、こんなことになるのねー」
「ほんと、すみません。めっちゃ出ちゃいました」
悠希が頭を掻いた。
「気にしなくていいわよ。それだけ私の中が気持ちよかったってことよね。なんか嬉しい」
意図していないはずであるが、貴之は精液の量が乏しいことを蔑まれているように感じ、萩子からも寝取られ気質を刺激されている気がしてきた。
「一旦、シャワー浴びに行こっか」
「はい」
萩子が悠希の手を引いてベッドから下りると、そのまま手を繋いで寝室から出ていった。
「ふふっ、まーだおっきいままなのね」
「あっ、触らないでくださいよ。シュウさんだって乳首勃ってるじゃないですか」
「あんっ、ハルくんだめぇ」
閉じたドアの向こうから聞こえたいちゃいちゃする声が遠ざかると、貴之も躰を起こしてベッドの端に腰掛けた。
しかし悠希は、萩子のその言葉の裏を読み取ったのかくすっと笑った。
「・・・じゃあ、躰は?」
萩子のふふっと笑う声がする。
「躰はハルくんよ」
萩子が即答した。
「シュウさん・・・」
ここでも寝取られを決定づける言葉と、あだ名で呼び合う声と、舌を絡め合う音を聞かされる。
正常位の体勢になった時に、萩子がいきなり悠希を“ハルくん”とあだ名で呼んだのは驚きだった。
それまでの悠希との行為を経て、どんな心境に至ったのかを推し量ることはできないが、不倫相手への想いを知らしめられて、これまで以上の嫉妬心を煽られた。
しかし萩子に中出しされ、悠希に雄として劣っていることを突き付けられた今、その嫉妬心は萎んでいる。
「すみません。重いですよね」
悠希が萩子の躰の上から離れ、手を掴んで萩子を起こす。
「ありがと」
「あっ、そこ気をつけてください。僕のが・・・」
「うわっ、って、え?こんなに?」
「すみません。えーとティッシュを・・・」
悠希がティッシュケースを取った。お互いにセックスの残滓が付着した性器をきれいにする。
「まだ出てくる。中に出すと、こんなことになるのねー」
「ほんと、すみません。めっちゃ出ちゃいました」
悠希が頭を掻いた。
「気にしなくていいわよ。それだけ私の中が気持ちよかったってことよね。なんか嬉しい」
意図していないはずであるが、貴之は精液の量が乏しいことを蔑まれているように感じ、萩子からも寝取られ気質を刺激されている気がしてきた。
「一旦、シャワー浴びに行こっか」
「はい」
萩子が悠希の手を引いてベッドから下りると、そのまま手を繋いで寝室から出ていった。
「ふふっ、まーだおっきいままなのね」
「あっ、触らないでくださいよ。シュウさんだって乳首勃ってるじゃないですか」
「あんっ、ハルくんだめぇ」
閉じたドアの向こうから聞こえたいちゃいちゃする声が遠ざかると、貴之も躰を起こしてベッドの端に腰掛けた。

