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コンビニバイトの男の子
第10章 耽溺

「まー、夫としては、妻が若く見られるのは嬉しいけどね」
「じゃあ、次は貴之さんが若く見える服を買いに行きますから!」
「んー、その前にお昼ごはんにしようか。お腹減ってきたし」
「はい!私、最近オープンした海鮮のお店、行ってみたいんですけど」
お昼ごはんと聞いて、一転して機嫌が良くなる。
(いつものお店で、この前気になっていた定食を食べようと思ってたんだけどな。新しいところは気が引けるけど、シュウが行きたそうだからいいか)
「じゃあ、そのお店で」
「早く行きましょ」
組んだ腕を引っ張られるようにして、歩を進めた。
それとともに、香水の香りが鼻をくすぐる。付き合う前から変えていない、唯一萩子がこだわりを持って使っている香水だった。ただ、長年慣れ親しんだ匂いが、最近変化しているのを感じている。
1度嗅覚に触れたら記憶の奥底に焼きつくような、禁断の果実のように甘く魅惑的な香りだった。
(シュウが醸し出すフェロモンの変化に影響を受けてるのか・・・)
その変化の要因は、ひとつしか浮かばない。
もう一度振り返り、店内に戻っていく店員の後ろ姿に心の中で声を掛けた。
(この女性は、君と同じぐらいの男の子と不倫セックスしまくっている人妻なんだよ、なんて言ったら驚くだろうな)
「じゃあ、次は貴之さんが若く見える服を買いに行きますから!」
「んー、その前にお昼ごはんにしようか。お腹減ってきたし」
「はい!私、最近オープンした海鮮のお店、行ってみたいんですけど」
お昼ごはんと聞いて、一転して機嫌が良くなる。
(いつものお店で、この前気になっていた定食を食べようと思ってたんだけどな。新しいところは気が引けるけど、シュウが行きたそうだからいいか)
「じゃあ、そのお店で」
「早く行きましょ」
組んだ腕を引っ張られるようにして、歩を進めた。
それとともに、香水の香りが鼻をくすぐる。付き合う前から変えていない、唯一萩子がこだわりを持って使っている香水だった。ただ、長年慣れ親しんだ匂いが、最近変化しているのを感じている。
1度嗅覚に触れたら記憶の奥底に焼きつくような、禁断の果実のように甘く魅惑的な香りだった。
(シュウが醸し出すフェロモンの変化に影響を受けてるのか・・・)
その変化の要因は、ひとつしか浮かばない。
もう一度振り返り、店内に戻っていく店員の後ろ姿に心の中で声を掛けた。
(この女性は、君と同じぐらいの男の子と不倫セックスしまくっている人妻なんだよ、なんて言ったら驚くだろうな)

