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コンビニバイトの男の子
第10章 耽溺

外見を変えたことにより自分に自信が出てきたようで、外出時の振る舞いも変わってきている。以前は店員とあまり会話することも無く、貴之に頼り切りな感じだったが、今日の買い物では自ら店員に声を掛け、好みを伝えたりお勧めを訊いたりと積極的に関わりを持っていた。ショッピング中に萩子と離れて荷物番をすることや、先程のように食事先をリクエストされることは初めてだった。貴之は同じお店を好む質で、今までは萩子もそうだと思っていたが、実際はいろんなお店で食べたいタイプだったのは、新たな発見だった。
そもそも先週に続いて今週もショッピングモールに来ているのは、次の週末に料理教室で一緒の人達との女子会として、海辺のリゾートホテルに行くための買い出しでだった。
昨日は、萩子がその女子会の3人を初めて自宅に招き、リビングで楽しげに計画を練っていた。これも萩子が積極的な性格に変わっていることの表れだと、貴之は感じていた。
貴之も休みだったので、挨拶だけ交わした。慎ましくも少し自慢気に最愛の夫を紹介した萩子は、その前日、つまり一昨日にはそのリビングで悠希とセックスをしていた。同じ場所で友人に見せた朗らかな顔と悠希に見せた淫靡な顔は、まるで別人のようだった。
そもそも先週に続いて今週もショッピングモールに来ているのは、次の週末に料理教室で一緒の人達との女子会として、海辺のリゾートホテルに行くための買い出しでだった。
昨日は、萩子がその女子会の3人を初めて自宅に招き、リビングで楽しげに計画を練っていた。これも萩子が積極的な性格に変わっていることの表れだと、貴之は感じていた。
貴之も休みだったので、挨拶だけ交わした。慎ましくも少し自慢気に最愛の夫を紹介した萩子は、その前日、つまり一昨日にはそのリビングで悠希とセックスをしていた。同じ場所で友人に見せた朗らかな顔と悠希に見せた淫靡な顔は、まるで別人のようだった。

