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第10章 耽溺

悠希は、萩子の顔をまじまじと見ます。目が潤んで、顔も紅く染まっていました。萩子が既に発情していることに気付きます。
「今日のシュウさん。何か凄くエロいですよ」
「だって・・・」
悠希が真顔に変わりました。背中に廻して優しく愛撫していた手を離すと、その手を萩子のおへその辺りに充てがいます。そして服をたくし上げると、いきなりショーツの中に潜り込ませ、生えかけの陰毛でざらつく恥丘を超えて一気に陰部まで侵入させました。
「んあっ」
一瞬の侵攻に、萩子が喘ぎ声を漏らします。玄関なので、慌てて片手で口を覆いました。
「凄い濡れてるじゃないですか」
悠希は一旦手を引き抜き、萩子の顔の前にかざします。所々白く濁った愛液が２本の指全体を覆っていました。その指を開くと、その間を数本の糸となって繋がっています。
「ほら、こんなですよ」
チョキチョキと指を開閉して見せつけました。
萩子は卑猥さ故に、目を離さずにしっかりと見つめます。
（こんなに濡らして・・・。私っていやらしい）
悠希は再び手をショーツの中に戻すと中指と薬指を陰裂に押し付けて抉じ開け、すっかり覚えた蜜壺の位置に指先を合わせて、ぐぐっと挿入しました。
「んんーっ」
萩子の躰がびくっと反応します。口を塞ぐ掌の隙間から、悦びの声が漏れました。
いつもの外側を触ってじっくり馴染ませてから挿入されるのとは違って、強引な行為に驚きますが、既にぐっしょりと濡れそぼっていた蜜壺は２本の指をすんなりと受け入れます。
悠希が指を曲げ、萩子の感じる箇所を軽く押し込むと、ゆっくりと手で抽挿を始めました。
（あぁっ、そこ、気持ちいい）
萩子は、悠希の手の妨げにならないように、脚を開いて少し腰を落とします。
くちょくちょという湿った音と塞いだ口から溢れる喘ぎ声が、玄関ホールに響きます。
「んっ、うんんっ、んうんっ、ふっうんっ」
萩子が必死に喘ぎ声を押し殺し、顔が更に紅潮してきます。
（これ以上されたら・・・）