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コンビニバイトの男の子
第10章 耽溺
悠希は挿入している指に蜜壺の圧迫感を感じ、萩子の限界が近いことを察しました。
一旦手を止めると、萩子に話し掛けます。
「シュウさん、逝きそうなんですか?朝、旦那さんを送り出したこの玄関で」
悠希もまたあの雨の夜、中出しと合わせて貴之から依頼された、萩子に謝罪させる言葉を言わせてから、貴之を意識させる言葉責めをするようになっていました。
萩子が口を押さえたままで、いやいやするように顔を左右に振ります。
(ああ・・・、貴之さん、ごめんなさい。朝、あなたを見送ったこの玄関で、あなた以外の男性に逝かされてしまいます)
貴之に謝罪することで感じる背徳感が興奮を煽ることを、萩子は知っていました。
悠希は、萩子の心の声が聞こえたかのように嗜虐的な笑みを浮かべると、指の抽挿を再開しました。停止する前のゆっくりとした動きから一転して速く動かし、蜜壺内の上側、ちょうど陰核の裏にあたる箇所を執拗に攻め続けます。
「んんっ、んんっ!んっんん!!」
萩子が切羽詰まった声を上げました。
(もうだめっ!逝っちゃう!!)
快感が萩子の許容範囲を超え、絶頂に登り詰めます。痺れが蜜壺から全身に広がり、躰が勝手に震えてきます。ぴりぴりした感覚が指先まで達し、頭が真っ白になりました。閉じた目の中で、花火のような光が無数に点滅します。暫くして震えが止まると、全身が弛緩しました。
悠希は蜜壺内の指を小刻みに締め付けを感じると共に、萩子の躰ががくがくと痙攣した後、力が抜けたように前屈みになり、萩子が絶頂に達したことが判りました。萩子の躰を支えるように、手を止めます。
「もう逝っちゃったんですか?」
悠希の嘲るような問い掛けに、萩子は素直に頷きます。オナニーで達した後のような虚しさは微塵もなく、悠希から絶頂に導かれたことによる至福感に満たされました。
(凄い気持ちよかった・・・)
悠希の指が、蜜壺から抜けていきます。
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