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私の秘め事
第3章 3
シャワーを浴びている時ふと初日に無駄に広いなと思ったことを思い出し彼に「こんなに広いお風呂初めてだよ」と話しかけると髪を洗っていた彼の手がピタリと動きを止めた。
「誰かからなにか聞いたの?」
「え、何も聞いてないけど...単純にそう思っただけだよ」
「そうだといいんだけれど」
「隠し事?」
私が不安そうに聞くと彼は髪の毛を洗いながらそんなんじゃないよと何かを誤魔化すように呟いた。
「隠し事やめてよ」
「本当にそうじゃないんだ、ただこれを言ってしまうと気分は良くないと思って」
「え、なに」
「いや、このシャワー室を大きいと感じたことがなかったから何か変なことを誰かに吹き込まれたのかと思って」
気まづそうにそういう彼と対照的に私は顔を赤くし持ってたシャワーで彼にお湯をかけると勢いよく脱衣所へ歩いた。お金持ちだということは百も承知だったけどこんな身近な感覚も違っていただなんてと数十分前に彼に「お風呂が広いね〜」と呑気に言っていた自分が恥ずかしくなり新品のように綺麗なバスタオルに顔をうずくめていると後ろから彼の笑い声が聞こえた。
「ほんとにごめん、ごめん」
「もー笑わないでよ、本気で思ってたんだから」
「ほんとにごめん、でも君のそういうところ好きだよ」
「心の中では嘲笑ってるんでしょ」
「そんなことないよ」といい私の持っているバスタオルで優しく私の髪を拭いきながら優しくキスを落とした。その後ドライヤーで髪の毛を乾かし私は昨日の行為の疲労感から少しうとうとしていると丁寧に髪をセットしている彼が瞳に写った。
「あれ、今日どこか出かけるの?」
「いや実家だと普段から何も無くてもセットしているよ」
「なんで」
「お父さんがさ、男は何時でもビシッとしてろって考え方でさ。セットしてないとわりと関係ない話まで巻き込んで叱られるんだよ」
「大変だね。てことは私もセットとメイクした方がいいのかな」
「まあ出来ればで大丈夫」
彼は大丈夫だと言っているが全然大丈夫でない気がした私は急いで日本から持ってきたアイロンやメイクポーチを自室に戻り広げた。そういえばこの家に来てから使ってなかったとその時まで気が付かなかった。メイクをしている時コンコンとドアをノックする音が響いた、てっきり彼だと思った私は「入っていいよ」とフランクに声をかけてしまったが入ってきたのはメアリーだった。
「誰かからなにか聞いたの?」
「え、何も聞いてないけど...単純にそう思っただけだよ」
「そうだといいんだけれど」
「隠し事?」
私が不安そうに聞くと彼は髪の毛を洗いながらそんなんじゃないよと何かを誤魔化すように呟いた。
「隠し事やめてよ」
「本当にそうじゃないんだ、ただこれを言ってしまうと気分は良くないと思って」
「え、なに」
「いや、このシャワー室を大きいと感じたことがなかったから何か変なことを誰かに吹き込まれたのかと思って」
気まづそうにそういう彼と対照的に私は顔を赤くし持ってたシャワーで彼にお湯をかけると勢いよく脱衣所へ歩いた。お金持ちだということは百も承知だったけどこんな身近な感覚も違っていただなんてと数十分前に彼に「お風呂が広いね〜」と呑気に言っていた自分が恥ずかしくなり新品のように綺麗なバスタオルに顔をうずくめていると後ろから彼の笑い声が聞こえた。
「ほんとにごめん、ごめん」
「もー笑わないでよ、本気で思ってたんだから」
「ほんとにごめん、でも君のそういうところ好きだよ」
「心の中では嘲笑ってるんでしょ」
「そんなことないよ」といい私の持っているバスタオルで優しく私の髪を拭いきながら優しくキスを落とした。その後ドライヤーで髪の毛を乾かし私は昨日の行為の疲労感から少しうとうとしていると丁寧に髪をセットしている彼が瞳に写った。
「あれ、今日どこか出かけるの?」
「いや実家だと普段から何も無くてもセットしているよ」
「なんで」
「お父さんがさ、男は何時でもビシッとしてろって考え方でさ。セットしてないとわりと関係ない話まで巻き込んで叱られるんだよ」
「大変だね。てことは私もセットとメイクした方がいいのかな」
「まあ出来ればで大丈夫」
彼は大丈夫だと言っているが全然大丈夫でない気がした私は急いで日本から持ってきたアイロンやメイクポーチを自室に戻り広げた。そういえばこの家に来てから使ってなかったとその時まで気が付かなかった。メイクをしている時コンコンとドアをノックする音が響いた、てっきり彼だと思った私は「入っていいよ」とフランクに声をかけてしまったが入ってきたのはメアリーだった。