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私の秘め事
第4章 4
玄関に行くと彼が靴を選んでいた、日本にいた時から思っていたのだが彼は女性の私より見た目に気を使っている。彼が日本にいた時からそれは思っていたことだった、服選びにも30分以上はかけているしアクセサリーや香水の量も尋常じゃない。私は元々服やオシャレにこだわりがなく適当に選ぶものだから半同棲していた時はよく彼が私の代わりに服やアクセサリーを選んでいた。今日だって本当はもっと早く行けただろうけど支度に1時間もかかっていたのだ。
「また靴で迷ってるの?いつもの履けばいいじゃん」
「この服装にいつもの靴は合わないでしょ」
「そうかな」
「そうだよ。って君、また黒い服きてるの。こんなに天気がいいんだから白とかもっと明るい色の服にしないと」
「いーの、私はお気に入りの服が着れたら幸せなの」
「そういう問題じゃないって毎回言ってるよね、よし今日は服屋にも行こう。君のことだから黒系の服しか持ってきてないんだろ」
そう言われたらそうかもしれないな、黒は合わせやすいし場面も選ばないことが多いから着やすいんだよね、私みたいな服のセンスない人にはうってつけのアイテムだと思う。彼と服屋行くと気が遠くなるくらい長い買い物になるからどうにか回避したいんだけど。
「今回避したいって思ってるだろ」
「ええ...なんでバレたの」
「雪は顔に出やすいからバレバレだよ」
そう言いながらやっと履く靴が決まったようで私たちは庭先に止めてあった車に乗り家の門先まで向かった。この家というか敷地内には至る所に駐車できるところがある、おそらく車移動をしないと不便なのだろうが庶民の私には到底この制度に慣れる気がしない。門先まで行くと違う車に乗り換える、これも私には理解不能なのだがジョーンいわく家用の車と外出用の車は全く違うのだそう、確かに言われてみれば家用の車は私の地元でもよく見るタイプの車だが彼のいう外出用は見た事のない明らかに高そうな車で乗り心地もとてつもなく良くなんというか揺れたりするようないわゆる走ってるという感覚がない、彼が運転上手なのもあるし街の道路も綺麗に整備されていて凸凹が全くない、スーパーは家から20分程行ったところだが窓から見える景色はザ裕福な街という光景である。彼にそのことを言おうか迷っていたらスーパーについてしまった。
「また靴で迷ってるの?いつもの履けばいいじゃん」
「この服装にいつもの靴は合わないでしょ」
「そうかな」
「そうだよ。って君、また黒い服きてるの。こんなに天気がいいんだから白とかもっと明るい色の服にしないと」
「いーの、私はお気に入りの服が着れたら幸せなの」
「そういう問題じゃないって毎回言ってるよね、よし今日は服屋にも行こう。君のことだから黒系の服しか持ってきてないんだろ」
そう言われたらそうかもしれないな、黒は合わせやすいし場面も選ばないことが多いから着やすいんだよね、私みたいな服のセンスない人にはうってつけのアイテムだと思う。彼と服屋行くと気が遠くなるくらい長い買い物になるからどうにか回避したいんだけど。
「今回避したいって思ってるだろ」
「ええ...なんでバレたの」
「雪は顔に出やすいからバレバレだよ」
そう言いながらやっと履く靴が決まったようで私たちは庭先に止めてあった車に乗り家の門先まで向かった。この家というか敷地内には至る所に駐車できるところがある、おそらく車移動をしないと不便なのだろうが庶民の私には到底この制度に慣れる気がしない。門先まで行くと違う車に乗り換える、これも私には理解不能なのだがジョーンいわく家用の車と外出用の車は全く違うのだそう、確かに言われてみれば家用の車は私の地元でもよく見るタイプの車だが彼のいう外出用は見た事のない明らかに高そうな車で乗り心地もとてつもなく良くなんというか揺れたりするようないわゆる走ってるという感覚がない、彼が運転上手なのもあるし街の道路も綺麗に整備されていて凸凹が全くない、スーパーは家から20分程行ったところだが窓から見える景色はザ裕福な街という光景である。彼にそのことを言おうか迷っていたらスーパーについてしまった。