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私の秘め事
第5章 5
お互い息を整えるとゆっくりと中に入ってあったものが抜けていく感覚があった、出ていく時ですら快感を感じて息が漏れてしまう。
「ジョーン、私の事嫌いになってない?」
「嫌いになってないよ、むしろ余計想いが強くなってしまったよ」
「日本に帰れって言わない?」
「なんで、そんなこと言うわけないだろ。なんのために閉じ込めたと思ってるんだ。」
「そうならいいんだけれど」
私が下を向きながら考え込んでるとヘアのドアが開き知っている人が入ってきた、ファストだ。私は驚きを隠せず一瞬固まってしまう、しかしファストの視線と顔の赤さに気が付きすぐにベッドの中に潜り顔だけ出した状態で声を発した。
「なんでいるんですか」
「こいつに手伝えって言われてな」
「ジョーンに....」
「ったく、こいつはほんとに学ばねえ...」
「え、なにどうゆうこと」
「ファスト、あんまり無駄話してないで早く要件済ませて出てけ」
「ひでーな、昔からの友人が手、貸してやってんのによぉ」
「お前にいくら払ってると思ってんだ、邪魔してんじゃねーよ」
私なんて置いてきぼりで2人は会話を始めるがこの前あった時とは違って友人の中というよりも雇い主と部下みたいな関係に感じる。結局ファストは夕飯ができたことを知らせに来ただけだった。という事はもうメアリーたちはこの家に来ないのだろうか、やはりあの封筒を私に渡していたのを見ていたのだろうか。ついさっきまで幸せに包まれていたのに一気に血の気が引く。
「夕飯ができたみたいだしお風呂に先入ろっか、雪も汗まみれの体でご飯食べたくないでしょ」
「うん、わかった。でもさすがに手錠着いたままじゃ行けないよ....」
「そうだね、外そうね」
ガチャガチャと金属音がし私の手首と首についていたものから自由になった。お風呂場に行きシャワーを浴びていると彼が後ろから抱きつき手を無造作に動かしてくる。
「ねぇ、お風呂場でシたことってなかったよね」
「ジョーンダメだよ、夕飯が冷めちゃう」
「また温めたらいいんだよ....それか君はまた悪い子になっちゃうの」
「そうじゃないけど....」
私がさっき夜這いのように彼を求めたように彼は乗り気じゃない私の体を求め続けた、もしかしたらバカ広いこの場所はこうゆうプレイのためにあったのではないかとすら考えてしまった。
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