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私の秘め事
第5章 5
「どんな子?」
「従順で優しくて、どんなことも受け入れてくれる子」
ドキッとした、それは自他ともに認めていいほどに私の性格だった。友達がおらず意見もまともに出来ない私は従順であるし程度のことはすんなり受け入れてしまう、それに人からよく優しいねと言われてきた。
「その子とは本当に上手くいっていたんだ。彼女のために僕自身が家を設計して建てさせて、僕の愛を受け入れてもらおうとしたんだけれど」
「なんで別れちゃったの?」
「僕が愛している時に彼女...動かなくなっちゃって。」
殺してしまった罪悪感や反省の顔というよりもお気に入りのおもちゃが壊れてしまったような顔をする彼にかける言葉が浮かばない、早くここから逃げ出したい。
「この家、あなたの一人暮らし用の家って言ってたじゃない」
「だって!本当のこと言ったら君、逃げ出しちゃうだろ。こんなにいい家なのに」
「いい家....」
「だって、トイレでもお風呂でも愛せるように広めに作ってあるし今君が使っている部屋だって部屋から出なくても極力いいようにトイレを作ったり家具だって揃えてあるじゃないか」
「ジョーン冗談なら今のうちに冗談と言って」
「冗談じゃないよ!ああ、もしかしてお風呂が部屋にないからそう思っちゃったの?あれは設計ミスで....」
どんどんテンションが上がっている様子の彼に恐怖が積み重なっていく。どうしよう逃げなちゃ、でも足が動かず彼の話を聞いていることしかできない。
「ねー雪。何とか言ってよ、せっかくお話してあげてるのに」
「その時の彼女、死んじゃったんでしょ。なんで捕まってないの」
「ああ、それは代わりの人が行ってくれたんだよ。わりとお金かかちゃったんだけどね」
「代わりの人って....そんなの許されないでしょ」
「ここはアメリカだよ、日本とは違うのさ」
「そんなわけ....」
まるで映画の話を聞いているようだったが彼の様子からこれは現実なんだと何度も確認させられる、同時にもう逃げれないんだぞとも釘を打たれてるような感覚になっていく。
「私も殺す気なの....」
「なんでそうなるの、殺すわけないじゃん。元カノの時は事故だよ」
「そうなんだけれども...」
「あ!そうだ。雪に話したい事があるんだよね」
「何」
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