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私の秘め事
第6章 6
コーヒーを注文し待っている時にファストに連絡を入れた、さっきメアリーのご家族に連絡した時不在着信が入っていたことに気がついていたのだ、ここ数ヶ月一緒にいて折り返し電話がすぐにかかって来なかったことなんてなかったから私は強い不安に駆られた。彼は正義感が強く一件があって心に傷を追っていた私に寄り添いいつでも連絡が着くようにしてくれていたこともあってかこれほど連絡が帰ってこないことがなかったのだ。結局彼から連絡はなく諦めてジョーンに連絡を入れることにした。メアリーのことをあまり彼には知らせない方がいいのではないかと思っていたからファストに伝えたかったのだが自分自身、心の整理をしたいこともあってか誰かに話したいと強く感じていたのだ。電話をかけるとファストとは違いすんなり電話越しに声が聞こえた。「どうしたんだい」という声と共に風や木々の声がする、あれどこにいるんだろう....
「ジョーン...どこにいるの?」
「ああ、今お昼休みでランニングしてるんだよ。会社の近くに林があってそこを走ると気持ちよくて」
「そうなんだ、じゃあまた後で話すよ。ランニング楽しんで」
「いや、全然大丈夫だよ。今から会社に戻るところだから話聞くよ、今日初出勤だったんだろ。」
「まあね、会社に行く道に彼女を見かけたんだけど...」
私が濁したように伝えようとするため彼は「誰のことなんだ」と話していくにつれて戸惑いを見せ始めていく、次第に彼も仕事に戻る時間が近づき焦った私は勢いのままメアリーにあったことを伝えると一瞬沈黙し会話がリスタートした。
「メアリー元気そうだった?」
「ううん、前の彼女とは真逆だった。ジョーン彼女になにしたの」
「え、なにって...解雇通知を渡したんだよ。君にも伝えたろ」
「そうなんだけど、でもどれに加えて酷いことしたんでしょ」
「急になんだよ....僕は何もしてないよ。解雇して退職金支払っただけだよ」
「それだけなのにどうしてホームレスになるのよ」
「ホームレス....どうして」
追求したい気持ちはあったがもう結婚していて自分たちは夫婦、もう大きな問題は起こしたくないと思った私はなにか隠している様子のジョーンに迫るのをやめ話を切り上げた、彼も安心した様子だった。これでいいんだ...そう自分に言い聞かせた。
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