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私の秘め事
第2章 2
急に激しく動いていたもの達が止まったこともあって私は大きい不安感に包まれた。そんな中彼が口を開いた。
「僕たち付き合って2年だよね、付き合ってからいっぱい君を感じてきたけど君はそうじゃなかったのか」
「そんなことない!ジョーンと出会ってから使ってないの...」
「でもこっちに来る時に持ってきたってことは満足しきれてないからなんじゃないのか、そうだったらはっきり言ってくれ」
彼は悲しそうで自信なさげに声を出している、そんな彼を見て一層自分がしたことに対して罪の意識が広がっていく。
「それに君はアメリカに来て幸せか?よくよく考えれば君のことをあまり考えずに連れてきてしまった。君も向こうに友達がいるだろうに」
彼はますます顔を暗くさせ今にも消えてしまいそうな程自信を無くしていた。実は彼には私に友達がいないということを伝えていなかった、友達の話になると話を合わせていたし飲み会の予定も本当はないのに架空の予定を作ってわざと彼からの誘いを断ったりしていた。英会話塾の時だってクラスメイトの輪に無理やり入りどうにか友達に見えるようにしていただけで実際には一緒に勉強もしたことないしご飯にも飲み会にも行ったことがなかった。
そう考えると自分が汚い人間に思えてきて彼の隣にいていいのか分からなくなった。
「このことも含めてちゃんと話がしたい。私ジョーンに伝えてなかったことがいっぱいあるの」
「わかったよ、でも今はお互い疲れているだろうから明日にしよう」
そういうと彼は部屋から出ていってしまった。あんな姿の彼は初めて見た。
私は自分の中にある黒い部分に対する罪悪感に押しつぶされそうになりそのまま眠った。
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