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隷婦 狙われた淫らな発情妻・実雅子 ~中出しの快楽に堕ちて~
第33章 決戦は金曜日
「そろそろ出ようか。のぼせてしまう」

と、義隆が物静かに話した。普段の義隆に戻ったようにも思えた実雅子。

    でも、いつもなら、
    『出ようか』じゃなく
    『出るぞ』だった。
    それに、
    『のぼせてしまう』
    じゃなくて、
    『のぼせるぞ』だった。
    どちらにしても、
    夫の言葉には、
    わたしに対する愛情は
    伝わってくるけど・・・。

「そうね。大丈夫?」

実雅子が聞くと、頷いて、

「温もって血行が良くなったからか、痛みはなくなったし、スムーズに動くよ」

と、微笑んだ義隆。バスローブをまとって、義隆と実雅子は、バスルームから脱衣所、洗面室を抜けて、ベッドルームに向かった。

まるでホテルのようなベッド。ベッドメイクは実雅子が毎朝、滞りなくセットして、毎朝、ベッドルームを含めて、全室、掃除機をかけ、フローリングはモップ掛けをしていて、フローリングはサラッとしている。カーテンも月に一度は、外して、順番に洗濯。6月と12月には大掃除で、カーテンも衣替え。ベッドルームの窓からは、大阪湾が見え、関空や、関西万博の会場もわかる。

道を隔てた向かいの家は敷地も低く、屋根瓦がわずかに見える程度。この室内は周囲の家からは見えないこともあって、解放感は高いのが自慢。

と言っても、夜景をこの部屋から眺めることは、滅多にない。眺めていたのは新築当初だけで、久しぶりに眺める夜景。

カーテンを全開にする義隆。

「久しぶりだな。このナイト・ビューを眺めるのは」

と、話す義隆。その義隆の横に並ぶ実雅子。他の家からは見えないとわかっていても解放感がありすぎて、落ち着かない実雅子。実雅子の方に向き直り、実雅子を見つめる義隆。

まるで、新婚の頃のようなドキドキ感が戻ってきた実雅子。室内の照明はダウンライトのみ。それも調光で暗めに設定している。外から入ってくる明かりの方が強いくらい。

「そろそろ、どうだ?」

と、実雅子に話した義隆。

    以前は、こんなことは
    なかった・・・。
    顔を近づけてきて、
    わたしが目をつぶって
    キスをして・・・。
    言葉なんて要らなかった。
    何か変わっていく

そんな気がした実雅子。
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