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隷婦 狙われた淫らな発情妻・実雅子 ~中出しの快楽に堕ちて~
第33章 決戦は金曜日
あっという間に、時間が過ぎていった。義隆は坐骨神経痛が再発したのか、湿布を張りながら仕事をしている状態で、当然、夜の営みなどあるはずもないまま、木曜日の夜を迎えた。

木曜日は、一般診療日。終わるのは午後7時。と言っても、受付が午後7時終了というだけで、診察が終わり、もろもろの残務が終わるのは、午後8時半。

帰宅した夫と、食卓を挟む実雅子。

「体調はどう?」

と、義隆の腰の痛みを気遣う実雅子。

    おいおい、勘弁してくれ。
    まだ、あれから何日だと
    思っているんだ。
    できるわけがないだろ・・・。

単に痛みの有無を聞いた実雅子の言葉に、SEXの要求だと勘違いした義隆。

「痛みはマシになったけど、無理だよ」

投げやりな言い方になった。

    え?無理って?

驚く実雅子。

「そんなにしたかったら、明日、了解するから、何と言ったかな、佐川だったっけ。会ったことはないが、その男に頼めよ」

軽く怒りが籠った声。戸惑うしかない実雅子。坐骨神経痛の影響もあってSEXができないことを気にしていて、言葉に過敏になっていた義隆。その反応に、傷つく実雅子。言葉のすれ違いだったが、傷ついた実雅子の心の内は、悲惨だった。

    だれも、そんなこと、
    聞いていないのに・・・。
    ただ、心配だから・・・。
    簡単に、「頼めよ」って。

絶句している実雅子に、

「お前がそんなにSEXが好きな女だとは思わなかったよ」

と、言い捨てて、食事もとらずに立ち上がった義隆。その捨て台詞にも反応できないほど、落ち込んでいる実雅子。義隆は、帰って来た時に来ていた上着を玄関で羽織ると、階下に降りていった。

ポルシェ 911のエンジン音がして、電動シャッターの開く音・・・。回転数が上がるエンジン音がして、タイヤの軋む音を残して、義隆は出て行った。

残された実雅子。エプロンを脱いで、リビングのローテーブルに置くと、ローソファに腰掛けて、天井を見た。涙が、止まらなかった。
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