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隷婦 狙われた淫らな発情妻・実雅子 ~中出しの快楽に堕ちて~
第34章 翔太とのデート
     他の女と違うのは、
     過去があるからか。
     小学校からの想い出とか、
     そんなことで感傷的に・・・。
     まだまだ、未熟というか、
     修行が足りないな。

と、思った佐川。実際、佐川がホストとして大成しなかった理由は、そこかもしれない。感傷的になるから。そんなことでは一流ホストにはなれない。どんな経緯があり、どんな想いがあっても、金を貢がせ、貢ぐ金がなければ、借金をさせ、それを形に風俗店や売春、もっと危ないことをさせてでも、回収するのがホスト稼業。佐川にはそれができなかった。貢がせるまではできても、店で遊んだ金を形に風俗店や売春をさせることができなかった。回収できなかった金は当然、佐川の稼ぎから納めることになった。それでは、一流にはなれない。それがホスト稼業。客との恋愛感情はご法度。あくまでも金蔓と割り切りが必要。同情も厳禁という稼業に佐川は向いていなかった。だから、歌舞伎町を去った。

『SEX』と『トーク』は一流と言われたが、ホスト稼業で最重要な『回収』が苦手では、結局、神戸でもホストとして四苦八苦していた佐川。そんな佐川に客の女が言った。

「W大学まで出ているんだったら、就職したら?うちの会社、キャリア採用で、元ホストをさがしているから」

佐川は冗談だと思った。ホストをキャリア採用するハウスメーカー?疑問に思って当然だったが、ネットで調べると、『ホスト』とは明示されていないが、対象は『接客業全般』で、事例では、ホテルマンやバーテンダー、ホステスが掲載されていた。

「ホステスがOKなら、ホストもOKなはずよ」

女がそう言った。

     たしかに、性別以外は
     似たようなものだ。
     神戸まで戻ってきていながら、
     親元に顔を出せない状況から
     脱出できるという希望もあった。

だから、俺は、ネット画面から入力して応募した。面接と筆記で、即採用だった。与えられた名刺には、「元歌舞伎町ホスト四鬼魔-翔」「資産家・上得意様担当営業」という肩書と「佐川 翔太」の名前があった。

入社して、ビジネスを学んだ。それは、ホストも営業も同じだった。客に感情的な思い入れをしない。割り切りが肝心ということだった。
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