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第34章 翔太とのデート

　　　　　　ま、普通、フェラチオすら
　　　　　　経験がほとんどない女に
　　　　　　喉奥イラマチオなんて、
　　　　　　鬼畜がすることだと
　　　　　　わかっていたが、
　　　　　　実雅子は、思った通り、
　　　　　　受け入れようとした。
　　　　　　そして、頑張った。
　　　　　　結果は、悲惨だった。
　　　　　　でも、俺を嫌わない。
　　　　　　素直な、いい女だ。
　　　　　　そう、素直なバカ。
　　　　　　幼馴染だから？
　　　　　　小学校が同じだから？
　　　　　　同じ塾で勉強した仲間だから？
　　　　　　馬鹿じゃねぇの？
　　　　　　お人好しもここまで来たら、
　　　　　　犯罪レベルだぜ。
　　　　　　素直で、バカで、
　　　　　　美人で、色っぽい、
　　　　　　グラマラスボディの
　　　　　　女がたどり着く先は、
　　　　　　『性奴隷』『肉便器』だって
　　　　　　教えてやるしかない。
　　　　　　それが善意ってものだ。
　　　　　　そして、実雅子は、
　　　　　　『性奴隷』『肉便器』になっても、
　　　　　　多分、素直にその環境を
　　　　　　受け入れて、喜べる女だと
　　　　　　この数時間で、俺にはわかった。
　　　　　　そう、実雅子は、
　　　　　　一言でいえば、『M女』
　　　　　　しかも、『M属性』とか、
　　　　　　そういう甘いものではなくて、
　　　　　　『ドМ』の素質が十分にある。
　　　　　　苦しくても、苦しいとは言わない。
　　　　　　それを自分の責任だと感じる性格。
　　　　　　これを『M女』と言わなくて、
　　　　　　なんだというのか。
　　　　　　だとすれば、天性の『M女』を
　　　　　　最高の『ドМ』に育てるのが、
　　　　　　俺の務めだ。

佐川は実雅子を眺めつつ、そう思った。