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隷婦 狙われた淫らな発情妻・実雅子 ~中出しの快楽に堕ちて~
第35章 M開眼
「体調はどう?」

と、佐川が心配そうに聞くと、笑顔で、

「大丈夫よ。さっきは、ちょっとむせてしまっただけ。本当にごめんなさい。心配しないで」

と、答える実雅子。佐川が腕時計を見ると、夕食の時間になっていた。

「夕食の時間になっているが、どうする?」

と、聞く佐川。頷いて、

「いただくわ。だって、わかるでしょ?」

と、微笑む実雅子。佐川にもわかった。

「そうだな」

と、頷いた佐川。浴衣を着た佐川。部屋を施錠して、二人で食事会場に向かった。やはりというべきか、若い人は少ない。六十歳代が多い。子連れもいない。奈良らしい和食の御膳。大和牛の焼物に、葛入り胡麻豆腐、大和野菜の炊き合わせ、紅白なます、茄子田楽、刺身蒟蒻、蓮根南瓜薩摩芋の天麩羅、湯豆腐、山菜炊きの込みご飯、湯葉の吸い物。

「素敵ね」

と、微笑む実雅子。頷きながら、

     おいおい、
     大和牛の焼物がなければ、
     ほぼ、精進料理じゃねぇか。
     さすが、奈良。

と、天を仰ぐ佐川。

     ま、実雅子の好みに合わせた
     結果だから、それでいいのだろうが。

と、自分を納得させる佐川。味は悪くはない。出汁が効いていて、濃い味ばかりを食べている佐川にとっては、ある意味、身体を整えるという意味でも、毒素を抜くという意味でも、最善のメニュー。和食好きな実雅子は、どういう風に調理しているのか、野菜に入れてある包丁の切れ目なども見ながら、一品一品、味わっている風だった。

     覚えて帰って、旦那に
     作ろうということか。
     旦那がそれほど大事か。
     たしかに、健康的だろうが。
     SEXの楽しみもない夫婦生活。
     何が楽しいのだろう?
     健康的なものを食べて、
     旦那にも食べさせて、
     長生きして、幸せってか?

イチイチ毒づくことばかりの実雅子の嗜好に辟易する佐川。

「美味しいね。今度、翔太くんに、作ってあげるわね」

と、佐川を見て微笑む実雅子。

     お、俺?

驚く佐川に、頷きながら、

「だって、いつもこんなところに泊まるわけにいかないでしょ。翔太くんの家に通うわ」

と、笑った実雅子。
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