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隷婦 狙われた淫らな発情妻・実雅子 ~中出しの快楽に堕ちて~
第35章 M開眼
     実雅子の糸は
     旦那とつながっていて、
     俺とつながることはない。
     だとしても、
     俺から離れられないように
     俺から逃げられないように
     俺に縛り付ける・・・。
     実雅子の心は奪えなくても、
     実雅子の精神は奪える。
     俺を愛してくれとは言わない。
     ただ、俺無しでは
     生きていけないようにはできる。

     気づくのが遅かったが、
     俺は、お前が、好きだったんだ。
     あのころからずっと・・・。

なぜか、実雅子の顔がぼやけて見えた佐川。

     そうか、俺は、俺は、
     泣いているのか。
     この涙は流してはいけない・・・。

佐川は、涙が流れそうになるのを堪えた。様子がおかしい佐川を心配そうに見る実雅子。吸い物を飲む上を向く動作で涙を押し戻した佐川。

実雅子を見て、微笑む佐川。

「和食って、身体に染み込む優しさがあるね」

佐川が実雅子に話した。愁眉を開いた実雅子。

「そうね」

と、佐川を見る実雅子。気が付くと、二人とも目の前のお膳は綺麗になっていた。手を合わして、

「ごちそうさま」

と、頭を下げる実雅子。その実雅子を見ながら、小学校の給食を思い出した佐川。俺は、小学校を卒業してから、こんな挨拶をしたことがあっただろうか。実雅子は、ずっとしてきたのだろう・・・。

ふと、母親の言葉を思い出した佐川。

「あんな品のいいお嬢さんと知り合えるチャンスなんて、そう、あるものじゃないわ。このご縁を大事にするのよ」

そう、塾で同じコースになったときだった。小学校のクラスだけではなく、塾のコースまで同じになったとき・・・。

     大事にするべきだった・・・。
     反抗期だったからか、
     母の忠告など無視したが・・・。
     しかし、縁ということだけなら、
     まだ、切れていない。
     つながっている。
     そして、つなげていく。
     カラダだけだとしても・・・。

「さあ、戻ろうか」

佐川は実雅子に声を掛けた。
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