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隷婦 狙われた淫らな発情妻・実雅子 ~中出しの快楽に堕ちて~
第35章 M開眼
連れ立って部屋に戻る佐川と実雅子。佐川が実雅子の手を握った。

「初めてね」

と、実雅子が佐川に言った。

「え?」

少し驚いた佐川。

「初めてって?」

と、続けて聞いた。

「手をつなぐの」

微笑む実雅子。

     言われてみれば、
     小学校のときも、
     手をつないだ記憶はない。
     小学校でも、
     塾でも一緒だったのに・・・。

佐川は思った。

     そうだ。
     いつも俺は声は掛けても、
     手を握ることはなかった。
     そう。
     『いくぞ』『来いよ』
     とは、言ったが・・・。

手をつないだまま、部屋の前までたどり着いた佐川と実雅子。佐川がカードキーをかざして、部屋の鍵を開けた。昔ながらの、夕食の間に、布団が敷かれるシステム。座卓が片付けられ、布団が二組、畳の上にセットされていた。

「覚悟は決めたか?」

佐川が実雅子に聞いた。

「どんな覚悟?」

と、実雅子が聞き返した。

「俺とSEXする覚悟さ」

佐川が笑った。佐川を見る実雅子。

「そう、旦那以外とSEXするんだ。覚悟がいるだろ?」

佐川が殊更に大袈裟に言った。

「覚悟ね。20年前に決めたわよ」

実雅子が佐川を見つめて答えた。

     20年前?

佐川には合点がいかなかった。

     12歳の時・・・。

「わからないの?」

実雅子が珍しく焦れた。

「あなたとエッチをする覚悟を20年前。大阪○○学院中学に行くときにしたのよ、わたし」

軽く佐川を睨んだ実雅子が怨ずるように言った。佐川の脳裏に、あのときの絵が思い出された。

そうだった。下校する佐川たち大阪○○学院中学の生徒。駅の方。正門を出て歩道を北に向かって歩き始めた。学校の並びに森〇組という準ゼネコンの本社があった。その手前。狭い道路があった。その道路の向こうに、まるで、AKBか、NMBのような可愛い格好をした実雅子が立っていた。佐川は黙って、その横を通り過ぎようとした。連れの手前、恥ずかしかったのかもしれないし、想定外のことに驚いたのかもしれない。なんにせよ、佐川は、実雅子を無視した。『佐川くん』と声を掛けた実雅子の顔まで思い出した。
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