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隷婦 狙われた淫らな発情妻・実雅子 ~中出しの快楽に堕ちて~
第35章 M開眼
こんなに何かについて話す実雅子を見たことがなかった佐川。

小学校時代は、無口で陰気で、クソ真面目で面白さもなく、一部では、謎めいていたことから『不思議少女』と言われていた実雅子。それを知る佐川。驚きしかなかった。

そして、その話した内容も、驚きだった。中学1年生の二学期。あのとき。脳裏に焼き付いているあの瞬間。

会えて嬉しかったのに、口から出た言葉は・・・。

そう、実雅子が、俺の名前を呼んで、成瀬が、

「おい、呼んでるぞ」

って、言った。実雅子の視線を感じた。そして、俺は、

「あんなヤツ、知らないよ」

と、答えた。あの瞬間、実雅子が視界に入った。でも、俺は、背を向けて通り過ぎ、成瀬が、

「おい、いいのか?お前に会いに来たんじゃないのか?」

と、執拗に俺を引き留めようとしていた。善意というより、揶揄っている感じだった。少し歩いて、気になって振り返った。もう、実雅子はいなかった。

「あのとき、あのあと、どうしたんだ?」

佐川が恐る恐る聞いた。

「愛染さんに寄ったわ。だって、あのまま、駅まで歩けないし・・・」

と、話した実雅子。愛染・・・。なるほど、あの細い路地を入っていくと。そういうことか、だから、振り返った時には、姿が見えなかったのかもしれない。

でも、すぐだったのだろうか。記憶が混在する佐川。振り返ったのは一度だったか?振り返って実雅子が俯いて立っていた記憶もあった。そう、そのあと、二度目に振り返ったとき、実雅子の姿がなかったのかもしれいない。

俯いている実雅子の姿と、誰もいない歩道の記憶があった佐川。

「愛染さんで、なにを?」

聞かなくてもいいことを聞いたと思ったが、すでに遅かった。

「縁結びの仏様よ。気持ちを落ち着かせてから、良縁があるようにお願いしたわ」

と、佐川の顔を見る実雅子。

「そうか。で、良縁があったか?」

と、佐川は義隆の顔を思い出しながら話した。

「どうかしら。何とも言えないわ。夫と知り合ったことが良縁だといえば、そうかもしれないし、今、こうして、翔太くんと・・・。これも良縁なのかもしれないし」

と、苦笑いする実雅子。
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