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隷婦 狙われた淫らな発情妻・実雅子 ~中出しの快楽に堕ちて~
第35章 M開眼
あのまま、駅まで歩けないし・・・という言葉が佐川の耳に残っていた。

     意味がわからない。
     あのとき、
     怪我でもしたのか?
     愛染までは歩けた?

「駅まで歩けないって?」

気になった佐川が聞いた。実雅子が、そこ?という感じの表情と、微かに呆れている様子だったが、

「泣きながら、あの大通りを歩ける?」

と、聞き返した。聞いたことを後悔した佐川。目が赤い実雅子。

「思い出したら・・・」

と、言って佐川を見る実雅子。その頬を涙が流れた。

「俺のこと、好きだったから?」

聞かないでもいいことを聞いてしまう佐川。

「答えさせるの?」

と、軽く睨む実雅子。

「いいよ。答えなくても。素直になれなかった俺が悪いんだから。ただ、さっきの中村の話は違う。それだけは言わせてくれ。『エッチする気満々』は言っていない。それに、俺は、中村には、一切、何も言っていない。たぶん、結城っていただろ。アイツが喋ったんだろうと思う。俺に、『妹尾とできてんのか?中学に進学したら付き合うのか?』とか、聞いてきたから。俺が頷いたら、『だったら、童貞卒業だな』とか、悪ぶってアイツがいうから、『そうだな』って答えたから」

と、苦笑いする佐川。

「わかるわ。だって、中村さん、結城くんと付き合っていて、中村さん、『一緒にUSJとか、ひらパーとか行った』って自慢していたわ。『実雅子も佐川くんと行ったら』とか、言っていたわ。わたしが翔太くんと付き合っていると思っていたから」

「そうか・・・。否定はしなかったのか?」

と、聞いた佐川。

「否定・・・。そして、『あんなヤツ、知らないよ』って言われたって、言うの・・・」

泣き出した実雅子。

「好きな人に、『あんなヤツ、知らないよ』って言われたって、事実でも言いたくなかった・・・でも、知っていたと思うわ。中村さんだけじゃなく、何人も・・・。わかっていたわ。小学校が一緒で、塾も一緒だったから、わたしに話を合わせていたのよね。鬱陶しかったのよね。中学まで押しかけられて、迷惑だったのよね・・・。今だって、仕事の一環で・・・」

言い募る実雅子。

「そ、そうじゃない。あのときは、驚きもあったし、恥ずかしいし、素直になれなかったんだ・・・。あのときは、悪かった」

頭を下げる佐川。
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