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恵津子の裸(年の離れた妹)
第2章 お引越し
僕たちは久しぶりのセックスを満喫すると、いつの間にか深い眠りについていた。そして目が覚めると、久しぶりに土日と恵津子の公休が合った連休の朝だった。

「えっちゃん、もう9時すぎたよ…」
「うん。でも、もう少し…寝かせて」
恵津子は昨日、夜勤明けで少し仮眠をしただけで実家に顔を出していた。そして夜遅くにアパートに戻り、そこからセックスにふけった。妹が眠たいのは無理もなかった。

僕は身体を起こすと台所で水を飲み、妹の匂いを纏ったままの身体にシャワーを浴びた。すっきりして部屋に戻ると、壁際に置いた小さなテーブルの前に座り、コーヒーを淹れた。

アパートは僕が就職してからずっと暮らす、都心の古いビルの一室だった。恵津子が就職したことで、僕たちはこの部屋を出ることを決めた。新しい部屋は恵津子の勤める病院の近くに借りた。シフト制で働く妹の負担を少しでも小さくするためだ。それでも僕は少し通勤時間が増えるくらいで、特に困ることもない。その日は一緒に引っ越しの準備をするため、恵津子は土日の希望休をもらっていた。僕はコーヒーを飲みながら、10畳ほどの部屋をぼんやり眺めていた。

部屋の隅に小さなキッチンと小さな冷蔵庫。その隣はユニットバスですぐに玄関ドア。その反対側、部屋の奥に妹の教科書や参考書、僕の本や雑誌などが並ぶ小さな本棚。兄妹の服や雑貨が入る小さなクローゼット。そして横が2mほどの窓、その前に兄妹が使うセミダブルのベッド。僕はしばらくの間、10年以上暮らした部屋の感慨に耽っていた。

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