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誰にも言えない、紗也香先生
第7章 日暮れのブランコ
夜、
高層階にある個室レストラン。

窓の向こうに広がる都会の夜景は、星空のように美しく。大理石の床にその光が静かに反射している。

私は、リザの用意した椅子に座らされていた。
ただ一対の、光沢のあるラテックスブーツだけを履いた姿で。
脚をM字に開かされたまま、そのブーツの金属リングが椅子の脚に結ばれている。
動けないけれど、逃げたくもない――そんな不思議な感覚。

「ん……っ」
黒い布で口元を覆われたまま、小さな息が喉の奥で震える。

リザは、銀のスプーンでひと口、チョコレートのデザートをすくった。
赤いキャンドルの火が、その艶やかなドレスのラインに柔らかく揺れている。

「……甘いわね。でも……まだ、もっと美味しいものがある気がするの」
スプーンの先が、わざとらしく音を立ててリップをなぞる。

そして彼女は、私の前にしゃがみ込んだ。
ラテックスブーツの太ももにそっと頬を寄せて、ひとつ息を吐く。

「……んんっ……っ」
吐息の温度が、ラバー越しに私の脚に伝わる。
それだけで、体の奥がびくりと跳ねた。

リザは、ふふっと喉を鳴らして笑い、
そのM字に開かれた脚の間に、顔を寄せる。

「サヤ……あなたのここから、もっと甘い匂いがするわ」
舌先が、脚の内側を這うように触れた。ラバーの上を、なぞるように。

「……こんなに熱くして。まるで、チョコがとろけるみたい」

そして彼女は、その熱に包まれた場所に、口づけを落とした。
音を立てて。
わざとらしく――甘いものを舐めるように。

「んぅ……っ、や……ぁ」
声にならない吐息が喉から漏れ出し、椅子の背に指が強く握られる。

リザは、ちらりと私を見上げながら、唇の端をなぞるように舌を滑らせた。

「ふふ……サヤ、あなたが一番、美味しいわ」
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