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誰にも言えない、紗也香先生
第7章 日暮れのブランコ
「ふふ……今度は、私が食べられる番ね」
そう言って、リザがゆっくりとテーブルの上に上がった。
赤いキャンドルがその脚を艶やかに照らし、
スカートの裾が落ちた瞬間――ドレスの奥、何もつけていない素肌が露になる。

私は、手首だけ軽く束ねられていたけれど、
その代わり、脚は自由だった。
ラテックスのブーツはもう私の一部のように、光を反射して脚線を強調していた。

「サヤ、来て。さっきのお礼を、たっぷりもらわなきゃね?」

彼女はテーブルの上に両脚をゆっくりとM字に広げ、
脚先の爪先が美しくピンと張るまで、その角度を意識するように整えてから――
こちらを見て、にっこりと微笑んだ。

私は、脚を一歩ずつ進めながら、自然と前傾になっていた。
立ったままの姿勢で、彼女の間に膝を差し入れるように身を寄せる。

「サヤ……そこ。そう、ゆっくりね」
リザの低い声が、脚の間から私の耳に触れる。

私の両脚はピンと伸びていた。
床の冷たい大理石に、ラテックスブーツのつま先がキュッと擦れる。
そのまま前かがみになって、彼女の熱と匂いの中心に、顔を寄せた。

「ふふ……サヤ、もっと夢中になっていいのよ? ここ、待ってたんだから」

彼女の太ももが私の頬に触れた瞬間、
心の奥まで甘い蜜が広がっていくような錯覚に囚われた。

「ん……んんっ……リザ……」
口を塞がれながらも、声にならない吐息が漏れる。
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