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幸せのカタチ
第3章 予知

私は益々その人に早く会いたいと思っていた。
だが、香織は今すぐに出会うとは言っていない。
私は香織にこう聞いてみた。
「どこで、その人と出逢うの?」
「え?Facebook?かなぁ?」
ちょっと曖昧な感じの答えが返って来た。
私は本当なのだろうか。
そう、思ったのは言うまでもなかった。
でも、香織の予知はかなり当たるのだ。
昨年のクリスマスの時もひとりではないと香織は言った。
その時も、クリスマス前日の23日に突然、男性の友人からLINEが来てこう言われたのだ。
「未来さん、明日空いてますか?」
私は毎年恒例のガストに昼食を食べに行き、デザートにガトーショコラを食べる事にしていた。
その事を友人の男性に話すと彼はこう言ってきた。
「一緒にガストに行ってもいいですか?」
私はかなり驚いてしまった。
12月24日はてっきりまたひとりぼっちだとばかり思っていたからだ。
私はその友人にこう返事を書いた。
「もちろんよ、一緒に行ってくれるならとても嬉しい…」
「じゃ、一緒に愉しく食事をしましょう…」
そんなやり取りがあり、私とその男性の友人と24日の日にガストに行き食事を共にしたのだ。
その食事はとても愉しかったのを覚えている。

