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幸せのカタチ
第5章 LINE

私が自分の写真を送ると、直ぐに雅紀も自分の写真を送ってきてくれた。
雅紀の容姿はちょっとちょいワルな感じのする顔つきで渋かった。
私の写真を見ると雅紀はこう言ってきた。
「本当に竹内さんは可愛いんですね…」
この歳で可愛いと言われるのも何だか複雑だったが嬉しかったのを覚えている。
私は毎日LINEで話しているうちに電話で話しがしたくなってきた。
なので、こう雅紀に提案したのだ。
「神部さん、今夜電話で話しませんか?」
「ええ、いいですよ、電話で話しましょう…」
そんなやり取りがあり私たちは電話で話す事になった。
雅紀の声はとても写真から見るようなちょいワルな感じはしなかった。
とても優しい声で話し方も優しかった。
でも、どこかで私は写真と声の感じが上手く合わない感じがしていたのだ。
電話は毎晩の様にしていた。
まるで、初めて恋愛をした高校生のカップルの様だった。
そんな中、雅紀からこんなことを言われる。
「竹内さんは、どんな呼び方をされたいですか?竹内さん?それとも未来さん?未来ちゃん?どれがいいですか?」
私は呼び方を聞かれたので呼び捨てはされるのは抵抗を感じたのでこう返事をした。
「未来さんでお願いします…」
「良かった、俺も未来さんの方がいいな…て思ってたから…」
私も雅紀の事を何て呼べば良いのか聞いてみた。

