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幸せのカタチ
第6章 連休

私はとても嬉しくなった。
雅紀は尚もこう言ってくる。
「未来さんところに行くのにビジネスホテルを予約しないといけない…」
「え?ビジネスホテル?」
「そうだよ、泊まるところがないから…」
確かに私のアパートはとても狭かった。
ベッドもシングルだし大人二人が寝るだけのスペースはなかったのだ。
私は雅紀にこう言った。
「でも、ビジホも結構高いわよね?」
「そうだね、でも一泊16,000円くらいは安い方だと思うよ…」
そこで、私はちょっと考えてこう言ってみた。
「ラブホならそんなに高くないと思うわ…でもラブホだと一人では泊まらせてくれないのよね…」
すると、雅紀は何かを考えている様でこう言ってくる。
「未来さん…じゃ、そのラブホに一緒に泊まってくれない?」
「え?…」
私はちょっと驚いてしまう。
でも、拒否する事もないと思っていた。
ラブホなんてここ数年行った事が無かった。
ラブホは大きなジャグジーがあったり、サウナがあったり、露天風呂が付いている部屋もある。
愉しいと言えばとても愉しい場所でもあったのだ。
そんな事を考えていると雅紀がこう言ってくる。
「ダメかなぁ?」

