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この歳で出会った一番の…
第1章 女神だ…ぼくはそう思った
夏の盛り。涼しくなった夕暮れ。
ぼくとその娘は、道の駅で会った。
夕日が美しくなるその時間。涼しい風が吹いていた。
心地よい海辺で、ぼくたちは初めて出会った。

ぼくのクルマの横にワイン色のクルマが止まった。
彼女のクルマだ。
ぼくは、ぼくのクルマの車種、色、ナンバープレートの番号を伝えていた。

出会い系サイトを経由してメールが来た。
「横に止まりました。」
おっ、ラッキー
マスク姿の女性は、可憐な姿。
思っていたより、ずっと美人な雰囲気を感じた。

ぼくはあわててクルマから降りた。
彼女に声をかける。
ぼくのクルマで、まずはお話しませんか?
彼女は、助手席に乗った。

少しの間、彼女と話した。
ぼくのカメラを見て、その大きさに彼女は驚いていた。
カメラ本体と同じくらい高価なレンズ。
そう、この手のカメラはレンズを交換することで、用途が広がるのだ。
望遠レンズ…と言っても、そんなに超望遠では無い。
女性を撮るにはちょうどいい、レンズの口径が大きく、背景がキレイにふわっとボケるレンズだ。

マスク姿は残念だが、後ろ姿のイメージ撮影に、彼女は同意してくれた。

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