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真昼の幽霊
第1章 真昼の幽霊

「……はぁっ。なぁ、幽霊も洋服脱げるのか?」
「なっ、しらなっ、やぁ、あっ……♡」

 すっと男の指が引き抜かれ、熱が引いていく。

「その顔、しってるよ。寂しい?」
「……っ」

 思わずじろっと男の顔を睨み付ける。名前も知らない人間の男にいいようにされ、少しだけ板についた幽霊としてのプライドがジリジリと燃え上がる。
 それにこの男には、なぜだか触れることができるのだ。
 ――暇つぶしにいっぱい使ってやる

「……っいいな。その目、そのまま呪い殺してくれればいのに、うわっ」

 ショートパンツからベルトを引き抜きストンっと脱ぎ、油断している男の胸元にのしかかると今度は男の体がラグに倒れ込んだ。

 寝転ぶ彼の顔にクロッチ部分を見せ付けるように跨ってやる。

 ――はっ、はっ、スンッ

 男はよほど興奮しているのか生ぬるい吐息が何度も太ももに当たっていた。ゆっくりと顔へ腰を落としていく。鼻息すらクロッチに感じたところでぐっと股を押し付け、男の呼吸など気にも留めず布越しに張り付きゆるくしこったクリを鼻先に擦り付けてやった。カクカクっと腰がうねる様に宙を泳ぐ。

 ――くちゅっ♡くりゅ♡、くちゅり♡、ずりゅゅ♡

「んっ♡んっ♡、これぇ、ぃぃ……っ♡」
「ぅぐ、はっ、……っえろすぎ……んっ」

 快感に夢中になる。久しぶりすぎて初めて覚えた自慰行為のようであった。

「あっ♡あぁ♡、」
「……っ、腰が逃げてるよ。ほらっ」

 びくッッ!……♡びくびくっっ♡

 ぐっと男が女の腰を掴みクロッチごと恥丘を吸うように食む。彼女の腰を押さえつける両手が太ももに下がり顔を挟んでいる股を広げさせ、舌先を秘部のナカへとにねじ込んだ。ひだをごしごしと布ごとねぶられる。
 あまりの気持ちよさに彼の頭に力なく手を置いて前髪をかき乱してしまう。腰を揺らした反動で首が下むくたびに、はっきりと男と目が合う。その際にスッと彼の目が細まるのが、たまらない気持ちにさせる。
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