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今日も私は、お父さんとお兄ちゃんとセックスする。
第15章 家族旅行(1)
 大翔お兄ちゃんにそう言われて動揺した。たしかに私、最近は真人お兄ちゃんにドキドキしたりキュンとしたり、セックス中に好きって言ったりしてる。真人お兄ちゃんのことが気になってる。



「……わかんない……」


 私は気持ちを濁した。


「そうか……まあ、関係が複雑だからそうなるよな」

「……」

「もし俺も家を出て行かなかったら、陽菜に好きになってもらえたのかな……」

「え?」

「自分の気持ちに正直になって、親父や真人よりも陽菜を大切にしてたら、また何か違ったのかなってよく思うんだ。俺は結婚するべきじゃなかったって」

「大翔お兄ちゃん……」

「ごめん、重いよな。自分でも最近気持ちを止められないんだ、陽菜を自分のものだけにしたいって気持ちが強くて……」


 大翔お兄ちゃんはそっと私の手を握ると、私の頬にキスをした。


「今夜、隙を見て抱くから、覚悟しておいて」

「……っ」


 大翔お兄ちゃんに耳元で囁かれて、私の身体は疼いてしまった。


「おや、真人はいないのかい?」


 不意にお父さんの声がして、私は大翔お兄ちゃんから離れた。





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