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今日も私は、お父さんとお兄ちゃんとセックスする。
第20章 謝罪と嘘

「くそっ、親父……。なんであんな女に手ぇ出したんだよ!」
真人お兄ちゃんは苛立っている。
「すまない」
お父さんは一言だけ謝罪すると、黙ってしまった。
「陽菜もさ……なんで兄貴と会ったこと隠してたんだよ。静江さんが言ってたとおり、マジで兄貴のこと、本気なのか?」
「……っ……」
違うと言いたい。でももし否定をしたら、静江さんの邪魔をしたら、お父さんは……。
「……そう、だよ……。私、大翔お兄ちゃんのことが……」
私がそう言うと、真人お兄ちゃんは目を丸くした。
「は? 嘘だろ? あの女に何か脅されてんじゃねーのか?」
「……嘘じゃない!! 本当に私はっ……」
そこまで言いかけてハッとした。お父さんが悲しそうな瞳で私を見つめていた。
「陽菜……、本当のことを話してくれてありがとう」
お父さんは私の頬に手を伸ばすと、切なく微笑した。
「陽菜が誰に本気になろうとも、私はお前を愛しているよ」
「……っ……」
「私はお前の父親だからね」
私はその言葉に壁を感じた。今初めて、線を引かれたような気がした。
真人お兄ちゃんは苛立っている。
「すまない」
お父さんは一言だけ謝罪すると、黙ってしまった。
「陽菜もさ……なんで兄貴と会ったこと隠してたんだよ。静江さんが言ってたとおり、マジで兄貴のこと、本気なのか?」
「……っ……」
違うと言いたい。でももし否定をしたら、静江さんの邪魔をしたら、お父さんは……。
「……そう、だよ……。私、大翔お兄ちゃんのことが……」
私がそう言うと、真人お兄ちゃんは目を丸くした。
「は? 嘘だろ? あの女に何か脅されてんじゃねーのか?」
「……嘘じゃない!! 本当に私はっ……」
そこまで言いかけてハッとした。お父さんが悲しそうな瞳で私を見つめていた。
「陽菜……、本当のことを話してくれてありがとう」
お父さんは私の頬に手を伸ばすと、切なく微笑した。
「陽菜が誰に本気になろうとも、私はお前を愛しているよ」
「……っ……」
「私はお前の父親だからね」
私はその言葉に壁を感じた。今初めて、線を引かれたような気がした。

