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今日も私は、お父さんとお兄ちゃんとセックスする。
第20章 謝罪と嘘
 次の日から、お父さんは私に一切触れて来なくなった。それがどれだけ私に大ダメージを与えたか分からない。でもそれ以上に私はお父さんに大ダメージを与えてしまったんだと思う。


『陽菜は私と大翔、どっちを選ぶ?』


 ずっと前にお父さんに質問された言葉を思い出した。あの時はただの酔っ払いの戯言だと思って流したけど、今はすごく重大な質問だったんだなって思った。


 お父さんの中では、私は大翔お兄ちゃんを選んだのだと思ってる。こんなに愛してるのに、ずっとお父さんと身体を重ねてきたのに、私の偽りの言葉を信じてしまったんだって悲しくなった。


 今はお父さんの気持ちがわからない。お父さんと、どんどん心が離れていってるような気がする。


 このまま、普通の親子になってしまうの?
 もしお父さんが静江さんの気持ちを受け入れたら、私はこの家に居られない……。


 苦しいよ、お父さん……。
 今すぐ私を抱きしめてよ、お父さん……。




 
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