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今日も私は、お父さんとお兄ちゃんとセックスする。
第31章 もっと愛して
「良かったら俺に話してくれないか? 陽菜が落ち着くまでそばにいるから」

「……っ」


 私は大翔お兄ちゃんに話を聞いてもらうことにした。


「……はい、ええ、すみません」


 大翔お兄ちゃんはその前に会社に連絡だけさせて欲しいと、一ノ瀬さんに電話した。


「陽菜、ごめん、お待たせ」


 私はキッチンのテーブルに冷たいお茶が入ったコップを置く。


「ありがとう」


 大翔お兄ちゃんはスーツの上着を脱いで椅子にかけると、ネクタイを緩めてお茶をゴクゴク飲んだ。


「ふう……」

「お兄ちゃん、営業してるんだね。もしかして一ノ瀬さんと仕事したりするの?」

「部長と? うーん、たまに同行することあるけど、あまりないかな」

「そっか……」

「さっき、一ノ瀬部長から聞いたよ。陽菜がスーパーの従業員と揉めていたって」

「えっ……」

「たまたま偶然会ったらしいな? ちょっと様子がおかしかったからって、気になっていたらしい。心配だから話を聞いてやってほしいって言われてさ……」

「一ノ瀬さんが?」


 てっきり幻滅されたと思ったのに、心配してくれていたなんて……。





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