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真美
第4章 4度目の逢瀬
次に会ったのは秋だった。
真美と会った後、妻から離婚して欲しいと言われた。

「あなたに何も不満は無いの。でも、ずっと自分はこのままで良いのかなと考えていたの。今の生活で私は要らない気がするの。私もあなたが必要かと言うと、無いのよ。だから」

話を要約するとこんな感じだった。一晩お互いに話し合い、納得した答えは離婚だった。お互い慰謝料は請求しない、マンションは私が、家財道具は妻が好きな物を持って出る。その時の引っ越しの費用は私が持つ。子供がいない分、離婚ばあっさりしたものだった。
彼女が家を出る前の日、寝ている私の元に入って来た。

「最後にいい?」
「あぁ、いいよ。」

夫婦としての営みはこれで終わりと思うと愛撫も丹念になった。
いざ、入れようとすると、

「ごめんなさい、入れるのはナシで。」

そう言って彼女は男のをを咥えた。そして彼女は私の上に乗り俺の顔を跨いだ。

「お願い、指と口でイカせて。」

指を泉に沈めこねて、固くなった突起を舌でなぶる。

「あぁ!いい!」

ジュパジュパと音を立てて俺のを咥え手でしごく。負けじと泉に入れた指を二本にして突起を吸い上げ先を舌で舐め上げる。

「あーダメ!イク!いい!あぁー!」
「ダメだ!俺も!」

ドクドクと腹に放出した。
妻が向き直り、頭を胸に付けながら

「あなたとのセックスも良かったなぁ。もう出来ないけど。」
「そうだな、でももし、したくなったら連絡くれよ。多少の相手は出来るかもよ。」
「そうねぇ。今度はセフレでもいいかもね。」

そう言って彼女は俺にキスをして部屋を出た。次の日、会社から帰った家には多少の家財(冷蔵庫とテレビ、自分が使っていたベッド、2人掛けのソファとテーブル)が残された。まぁ1人ならこれくらいでいいだろう。おそらく彼女も気を使ってくれたのかも知れない。


真美には妻と離婚した事をLINEで伝えたが既読はするが返事が来なかった。
連絡が来たのは妻と別れて2週間後の事だった。
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