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12歳年下の旦那さんと新婚旅行と妊活する話
第22章 新婚旅行7日目 7月13日 ~AM~

『だから…、絶対に…沖縄に
新婚旅行に行って、巴と一緒に
沖縄でグラス…作りたいなって
そんな風に…思ってたんで…』

「そうだったんだ…」

別に…新婚旅行は…海外でも
良かったし、その選択肢も
あったかも知れないけど…。

彼は、旦那さんはそれをしないで
私との新婚旅行の行先に
沖縄を選んで…。その沖縄を
旦那さんが選んだ理由の1つが…。

私と一緒い…お揃いの
グラスを作りたいって
思ってたから…だったんだって。

『沖縄に来ようと思ったら、
日帰りでも最悪来れますし、
那覇の国際通りでも…グラスを
作ろと思ったら作れるんですよ…。
でも…この先…何回か…沖縄に
来る機会があたとしても…、
新婚旅行で来るのは…今回だけですから…』

じわっと…自分の目の辺りが
じぃーーーんと…周囲から
熱くなってくる感じを感じていて。

自分の視界が涙で滲んで
ぼやけて来るのがわかる。
泣いちゃだめって…思いながら
今にも…目から…滲んで
溜まっている涙が零れ落ちそうで。

「うっ…うっ、…港斗ぉ…
大好きぃ…、あ、ありがとう…っ
う、嬉しい…。凄い…嬉しい…ッ…」

一度は手放した物だった…、
持ってあのアパートを出るのも
忍びないと思って…置いて来た物。

自分の家に持って帰ったって
あのグラスを使う事は
二度とないのは分かって居たし。

作ったグラスには何の罪もないのは
自分でも…理解していたとしても。

あのグラスが…私の視界に入って、
あのグラスが目に触れる度に
あの時の…彼と…
雄介さんと一緒に行った
あの沖縄旅行を思いだすつもりはなくても。

思い出してしまいそうで。

思い出を…記憶を引っ張り出す
トリガーにしかならないだろうって…。

私が…指輪と一緒に捨てて来た物だ。

『作ったお揃いのグラス
毎日家で、使いましょうね?』

雄介さんと…は…やっぱり
港斗くんは旦那さんは…全然
物事に対する考え方とか、
価値観が…違うなって思ってしまう。

一緒にあの時…、雄介さんと
作ったお揃いのグラスは…
旅行から帰って来て数回は
使いはしたものの、重たいからって
雄介さんが先に使わなくなってしまって。


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