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12歳年下の旦那さんと新婚旅行と妊活する話
第29章 7月26日 妊活2日目とナイトプールパーティー

カードゲームのセットに
なって居る、オモチャの指輪を
有翔が手に取ると。
巴の左手を自分の手の平の上に置いて、
左手の薬指に指輪をはめる仕草をする。
『結婚しよう…』
「あっ、あ、…有翔…さん?…もう、
ゲームは終わり…ましたよね?」
『…なんてね…、どう?
ちょっと…グッと来た感じ?』
そう言って頬杖をついて
こっちの顔を見て余裕そうな
顔をして笑っていて。
完全にお酒を飲む片手間に
オモチャにされちゃってたんだけど。
『アルト?僕がちょーっと
目を離して、あっち行ってる間に
人の奥さん口説いてませんでしたか?』
『別に?そんな怖い顔
しないでしょ、ミナト。
ミナトの可愛い奥さんを、
口説いてなんか僕はしてないよ?
僕は単にカード遊びしてる
巴さんが作った台詞の
自動読み上げしただけだしね?』
『何何?どないしたん?
何で、修羅場なっとんの?』
「あ、有翔さんだったら
この台詞の中でどんな
言葉を選べるなら選ぶかなって」
後から来た有翔に対して
巴が助け舟を出して欲しいと、
場の空気を変えて貰おうと
有翔にプロポーズを考えて貰おうとして。
『うーーーん、せやなぁ』
表に私がして並べていた
カードの中から、数枚選んで
選んだカードでプロポーズを
してくれたんだけど。
有翔さんが言うと関西弁に
勝手に変換されてアウトプットされて。
3人で笑ってしまってたんだけど。
『でも、このゲーム面白いですよね』
『これは基本のセットやねんけど、
他にも色々拡張版みたいな
カードがあるねん、甘々に
なったり厨二病なったりとか…な』
なんか流れでもう1回
これでプロポーズをして
遊ぶ事になって、とんでもない
言葉になったりとかして、
皆で大笑いしたりして盛り上がった。
カードゲームで盛り上がった後は
お風呂に2人に先に入って貰って。
2人が済んだ後に一緒に
旦那さんとお風呂に入った。
『今年のおうちナイトプールも
盛り上がりましたし、
楽しかったですね。巴』
「うん、そうだね。あの
有翔さんが持って来てくれた
あのカードゲーム面白かったね」

