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12歳年下の旦那さんと新婚旅行と妊活する話
第36章 番外編 結婚記念日…翌日

お天気が良かったら…、
ここで挙式をして…そのまま
ここで…バルーンリリースを
する予定にしてたんだけどなって。

そんな事を考えていたら…。

コンチェルトの…スタッフの人が
赤いハート型の風船を…2つ
持ってこっちに近づいて来て。

『すいません、生田様。
お預りしていたお忘れ物を
お届けしに参りました』

どうぞと…差し出された
2つの赤いハートの風船を受け取った。

「港斗…この…風船って…」

『ええ、あの日…船上じゃなくて
陸上でのバルーンリリースでしたし。
空は…曇天でしたからね…。
今日は…僕達夫婦2人だけ…ですけど。
ふたりでバルーンリリースしませんか?』

コンチェルトでの結婚式の時の
演出にバルーンリリースを選んでたんだけど。
天候の加減で…挙式後じゃなくて
乗船前の…リリースになってしまって。
心残りになってたんだけど…。

『大丈夫ですよ?巴。
元々…コンチェルトは結婚式での
バルーンリリースOKですし、
ちゃんと…予約する時にこうしたい
って希望伝えて許可貰ってるんで』

3月の結婚式を担当してくれた
プランナーさんも…居るだろうし。

『この風船もあの時の業者に…
2つだけ頼みたいって言ったら
凄い快くOKして貰ったんで』

結婚式の時に出張で来てくれた
業者さんがこの風船2つだけを
出航の時間に合わせて
持って来てくれたみたいで。

『と、言う事で……あの日の
バルーンリリースの…
やり直しを…しませんか?奥さん』

「……み…なと……ありがとう……」

『僕も…バルーンリリース、
船上ウエディングだったら
したいなって思ってたんで…』

他の人は…食事に行ってるのか
デッキは私と旦那さんの貸し切りで。

『巴…風船のひも……、
離れちゃわないように結びましょうよ…』

2つのハートの風船が…
空に上がった後も…離れないように
紐の所をしっかりと結んでから
その先を蝶々結びにして。

それぞれの風船の先を
私と旦那さんで持って…。

青空に向けて…、
風船をかざして…紐の先を
持っていた手を同時に離した。

カシャカシャカシャっと…

後ろからシャッター音が聞こえて。

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