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性交私立緊縛高等学校
第1章 1年生
姉妹校 第3編

 心臓を殴られた。凄い威力だった。
 スピードが速すぎて、構えることも出来なかった。
 いくら胸の大きな私でさえも、これほどの威力には耐えられないっ……!
「ぐはっ!」
 血だ。私の口から血が出ているんだ。きっと、先ほどの圧迫で。
「『もういい』と言ったはずだ。唯の脂肪でしかない、その胸は、さぞかし邪魔なものだろう。私が切り落としてやろう」
 まずい……まずい……!
 まるで相手が人間じゃないみたいだ。反射速度がえげつない。
「安心しろ、胸を切り落とせば邪魔な脂肪は無くなり、お前も、この学校の女子として認められるだろう」
 認められる……。
 今まで、誰にも認められず受け入れてもらえず、ただ孤独だった私。
 確かに、胸、要らないのかな……?

「比奈お姉ちゃんっ!」
 あれ、この声……何処かで聞いたことがある……。
 知ってる。この場所、妹の千沙が襲われた場所……。

 あれは、私がまだ中学生の時だった。
 頭が回りそうなくらいの異様な景色。
 私の目の前には、涙を目に浮かべ手足を、ばたばたとさせる千沙が居た。
 千沙は、赤いシャツを着た女性に捕まっていた。その女性は、千沙を無理やりにでも何処かに連れていこうとしていた。

「千沙!」
 動揺していた私。やっと状況に気づいた。
 嫌なくらい、思い出したくない過去。

「千沙を……千沙を離してくださいっ!!」
 私は千沙の手を両手で掴んだ。

「お姉ちゃん……」
 千沙の声は震えているようだった。
 私の手も、同じように震えていた。

 怖いんだ。
 千沙を掴んでやったものの、後から怖くなってしまったんだ。

「そちらこそ、離していただけます?」

「嫌ですっ! 絶対に離しませんっ……!」
 千沙は……私の妹だから……。

「邪魔です。貴方は必要ありません」

「どうして……どうして千沙だけを狙うんですかっ!!」
 狙うなら、私にすればいいのにっ……!!
 こちらをチラリと覗いた彼女の冷たい視線と冷たい声。
 本当なら逃げ出したかった。

「この子は、性交私立緊縛高等学校の生徒に選ばれました。これから、そこへ向かいます」

「せ、性交私立? 何だか知りませんけど、か、勝手に決めないでくださいっ!!」
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