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性交私立緊縛高等学校
第1章 1年生
縄は親友(前回の続きです)

その写真から、生徒はしばらく目を離せなかった。生徒と同じことをされている彼女だが、その彼女は生徒とは違った性質をもっている気がする。いやいや縄に縛られている新入生とは違って、まるで縄を受け入れているかのような存在。

どうして恥ずかしいはずなのに、こんなに陽気でいられるのだろうか。

「あの!どうして彼女は、こんなに明るくしていられるのですか!?」
眼鏡をかけた少女が、ばっと手を挙げて発言した。まさか彼女が質問するとは思っていなかった生徒は、彼女の姿に驚いていた。

「いい質問だね」
山本先生は微笑みながら答える。
「それはね……縄は親友だからだよ」
説明になっているのか分からないくらいの短文。

「縄が親友……ですか……?」
眼鏡の生徒はおろか、全ての生徒こそが驚いた。いきなり、そんなことを言われても仕方ない。

「うん、とは言っても、まだ難しいよね。でも、きっと、あなたも縄に慣れていくうちに分かってくるよ」

「……」
縄に慣れる、そもそも、こんな性的なものに慣れることが出来るのだろうか。
あちこちで生徒の不安が混じる。

「さ、他に何か質問ある? ……ないの? そう……じゃあ、もし質問がある人は、私のところまで来てね、いつでも答えるから。さあ、そろそろ時間よ、号令しましょ?」

こうして新入生にとって初めての授業が終わった。その授業は、今までにないほど濃いもので、そして新入生を不安にさせるようなものだった。
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