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ラスト・セックス
第1章 1日目

剛は派手なアロハシャツを着ていた。一方ジャックは黒のポロシャツだった。
「ごうちゃんにはいっぱい借りがある」
「借り?」
「ああ。中学時代にいじめられっ子だった俺をいつも助けてくれた」
「そうだったか?」
「俺は忘れない。俺はハーフだったから青い目をしてるから、よくいじめられた。そんなとき、ごうちゃんヒーローにようにやってきて助けてくれるんだ。喧嘩強かったよな」
「もう昔の話だ」
剛は笑みを浮かべた。
「初めて裏本見せてくれたのもごうちゃんだった。そのときまで俺さ、女のアソコどうなっているのか知らなかったんだ」
「そんなこともあったな」
「でも女抱かせてやるって言ってくれたとき、俺は怖くなって逃げちゃった」
「その女、ジャッキーとやりたいって言って」
「本当か?」
「ああ」
「じゃ、損した。そんなこと夢にも思わないもん」
15時半過ぎに八王子に着いた。
「ジャッキー、俺ここで降りる」
「また会おう。そうだ連絡先・・・」
言いかけたが、ごうちゃんには聞こえなかったようだ。お互いに今の仕事には触れぬまま別れた。
それから10分ほどで立川に着いた。ここでジャックは降りた。ホームは凄い蒸し暑さだ。青梅線に乗り換え福生に向かう。ジャックはずっと福生に住んでいる。父親が米兵だったからだ。両親がいなくなってからはアパート暮らしをしている。そして駅近くのコーヒーチェーンは毎日のように行っていた。福生駅に16時過ぎに着くと早速その店に寄った。冷房が効いている。夕方は混んではいるが何とか席を確保することができた。その店はジャックにとってコーヒー目的というより、お目当ての女性店員目的と言ったほうが正しいだろう。
「ごうちゃんにはいっぱい借りがある」
「借り?」
「ああ。中学時代にいじめられっ子だった俺をいつも助けてくれた」
「そうだったか?」
「俺は忘れない。俺はハーフだったから青い目をしてるから、よくいじめられた。そんなとき、ごうちゃんヒーローにようにやってきて助けてくれるんだ。喧嘩強かったよな」
「もう昔の話だ」
剛は笑みを浮かべた。
「初めて裏本見せてくれたのもごうちゃんだった。そのときまで俺さ、女のアソコどうなっているのか知らなかったんだ」
「そんなこともあったな」
「でも女抱かせてやるって言ってくれたとき、俺は怖くなって逃げちゃった」
「その女、ジャッキーとやりたいって言って」
「本当か?」
「ああ」
「じゃ、損した。そんなこと夢にも思わないもん」
15時半過ぎに八王子に着いた。
「ジャッキー、俺ここで降りる」
「また会おう。そうだ連絡先・・・」
言いかけたが、ごうちゃんには聞こえなかったようだ。お互いに今の仕事には触れぬまま別れた。
それから10分ほどで立川に着いた。ここでジャックは降りた。ホームは凄い蒸し暑さだ。青梅線に乗り換え福生に向かう。ジャックはずっと福生に住んでいる。父親が米兵だったからだ。両親がいなくなってからはアパート暮らしをしている。そして駅近くのコーヒーチェーンは毎日のように行っていた。福生駅に16時過ぎに着くと早速その店に寄った。冷房が効いている。夕方は混んではいるが何とか席を確保することができた。その店はジャックにとってコーヒー目的というより、お目当ての女性店員目的と言ったほうが正しいだろう。

