この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
ラスト・セックス
第1章 1日目
そのお目当ての店員さんは名札にSHINOと書いてあった。でもジャックはまだその人をSHINOさんと呼んだことはなかった。2つのレジのうちSHINOさんになるかどうかは1列に並んでいる以上確率2分の1だ。前の前がSHINOさんになった。ということは自分もSHINOさんだとほっとした。ところがSHINOでないほうのレジの客がいろいろ店員に聞いていた。時間がかかっていた。まずい。案の定前の客がSHINOさんになり、そしてジャックはもう一人の大福のような女性店員になった。

「ブレンドコーヒーをほっとで」
「オータムブレンドが出たんですけど、試してみます?」
ジャックはぼーとして
「ああ」
と力ない返事をした。すると、隣りのレジのSHINOさんが
「こんにちは」
とジャックに挨拶をしたのだ。どうやらSHINOさんはジャックを覚えてくれたようだ。
「オータムブレンド、私は好きだけど」
SHINOさんにそう言われ
「試してみます」
ジャックは笑顔で正面の大福でなくSHINOさんに返事した。

何か嬉しいよな。席に戻ってオータムブレンドを飲みながらジャックはにやついた。SHINOさんは少し茶髪でそれを後ろで結わいて、とにかく可愛らしい笑顔をくれる。小麦色で20代の艶のある肌、グラマーな肉体、一晩の関係でいい、思い切り抱きたい。そんな妄想をここへ来るたびに抱き、もう1か月になろうとしていた。そうか自分のことを覚えているのか、なら声もかけ易い。いいんだ親子ほど年の差があるんだから、彼女にしようとまでは考えない。でもただ、店員と客というだけの関係よりは1ミリでもいいから近づきたい。




/13ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ