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ラスト・セックス
第2章 2日目

親子ほどの年の差、この戦いは負けが決まっているようなもの。それでも賭けてみたい気になるのは、今まで誘ってくる女としか付き合ってこなかったからだ。賭ける勇気がなく、自分から相手を落としにいったことがなかったからだ。人生で一度くらい負けを承知で戦ってもいいんじゃないかと思ったからだ。
突然、SHINOさんはこっちに向かって歩いてきた。そしてジャックの隣りにある空いたテーブルをふきんで拭いた。ジャックは少し緊張したが、ただ拭きにきただけだったのだ。
「お客さん、いつも来てくれるけど家は近くなんですか?」
いきなりの問いかけに慌てた。
「ええ、歩ける距離です」
何とか返事をした。胸がドキっとした。
「今日はお休みですか?」
「ええ。遅い夏休み。8月にとれなかったんで」
ほんとにドキドキだ。こんだけ年取ってもドキドキするんだ。
「でも今日は暑くて、まだ夏ですね」
SHINOさんはニコニコしながらカウンターの中に戻った。
大きく息を吐く。まさかの展開。それにしまった~。もっと話せばよかった。意表を突かれてしまった。ジャックは何故かその場にいるのが恥ずかしいような、悔しいような、何とも言えなくなりカウンターの前を通ってSHINOさんにお辞儀して店を出てしまった。残された日はあと2日になった。
突然、SHINOさんはこっちに向かって歩いてきた。そしてジャックの隣りにある空いたテーブルをふきんで拭いた。ジャックは少し緊張したが、ただ拭きにきただけだったのだ。
「お客さん、いつも来てくれるけど家は近くなんですか?」
いきなりの問いかけに慌てた。
「ええ、歩ける距離です」
何とか返事をした。胸がドキっとした。
「今日はお休みですか?」
「ええ。遅い夏休み。8月にとれなかったんで」
ほんとにドキドキだ。こんだけ年取ってもドキドキするんだ。
「でも今日は暑くて、まだ夏ですね」
SHINOさんはニコニコしながらカウンターの中に戻った。
大きく息を吐く。まさかの展開。それにしまった~。もっと話せばよかった。意表を突かれてしまった。ジャックは何故かその場にいるのが恥ずかしいような、悔しいような、何とも言えなくなりカウンターの前を通ってSHINOさんにお辞儀して店を出てしまった。残された日はあと2日になった。

