パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第1章 お屋敷入り

がっしりとして厚みのある、男の筋ばった手は、ほんのり湿って凛の手に吸い付く。

親指と、それ以外の指で輪を作る。

「…触れるか触れないかが、最初は気持ちいい」

「…はい」

男の肉棒を、そっと手のひらで包み込む。
トクン、トクン、と表面の太い血管が鼓動を打つ。

…とっても熱いわ…
凛の手のひらに、男の淫棒の熱が移り、湿り気が増す。

「…そのままゆっくりと、」

男は凛の手のひらを、ゆっくりと肉竿に沿わせ上下させる。

肉棒を擦るたびに、先端の鬼頭が、ぴくん、ぴくんと僅かに膨らむ。
男はだんだんと、ストロークを大きくした。

「…次はカリ。引っ掛けるように」

男は輪の大きさを変えず、肉竿からカリまで大きくゆったりと上下させる。

…ここが、気持ちいいのかしら…

凛の手がカリを通過すると、先端の液体がぷくりと大きさを増す。

…涎を垂らしているみたいで、かわいいわ…

男の顔に視線をやると、堅く口を閉じ、眉を寄せている。
時々、は…という息が漏れる。

「最後は、全体を撫でるように」

男は、凛の手のひらを丸くして、鬼頭から肉竿まで、ゆっくりと撫でた。

「…ん…」

ゆっくりと男の手が離れる。

凛は、スロウなリズムで、肉棒の撫で続ける。

…ゆっくり、優しい力で…

さらに真っ赤に膨らんだ亀頭を手のひらを丸くして包み込む。
手の内に、男の肉棒から垂れた淫液が滲む。

…クチュ…クチュ…

そのまま、ゆっくりとカリまで。

プル…！

輪が小さかったのか、男の大きく張ったカリが、プルと弾ける。

「…んっ…」

…痛かったかしら…

凛は視線を上げたが、男は口を閉ざし、目も閉ざしていた。
…だいじょうぶよね、きっと…

クチュ…

そのまま肉竿の根元まで。

何度も、ゆっくりと、肉竿を上下させる。
少しずつ、肉竿を包む力を足して。

…とても熱いわ…これが体の中に入ったら…
想像した凛の秘部は、また潤い始める。

「…りん、…凛」

いつまでそうしていただろう。
男が呼ぶ声が聞こえる。

「…あっ…ご主人様、すみません、痛かったですか、──！」

ハッと気がつくと、男が凛の手を止めていた。
男の顔は上気して、やや息が上がっている。

…気持ち良くなってくれたんだわ…
凛は心から嬉しくなると共に、体が疼き始めた。