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はなびら
第1章 はなびら
「恥ずかしがらなくていい。雪子のここ、すごく綺麗だよ」

桃色の薄肌に舌を這わせ、丹念に唾液で濡らしていく。
花蕾を舌先で優しくくすぐると、次第に肉粒がふっくらと尖ってくる。

「雪子、クリトリスが勃起し始めた」
「やめて、言わないで」

雪子の顔が真っ赤に染まる。経験もない癖に、読書から得たのか、知識だけは豊富なようだった。クリトリスという言葉の響きに必要以上に反応する雪子が可愛い。
この先にある快感を知ってみたいという欲望と恥じらいのはざまで、雪子が戸惑っているのが矢崎には分かった。欲望の扉を開いてやるのが自分だと思うと、じわじわと興奮が全身に満ちていくのを感じる。

舌先を割れ目に這わせると、小さな粒のようなものに触れた。見ると小陰唇の左側、薄桃色の粘膜にぽつりといぼのようなものがある。ほくろだろうか。

ここの形も女によっていろいろだな・・はやく雪子の形を俺としっくりくるように仕込みたいものだ、と矢崎は思った。
花蕾を吸い取り、花びらを舌でめくり、淫裂に舌先を挿し入れると、雪子の吐息が荒くなり始めた。

矢崎はベッドの下に隠してあったローションをさりげなく手に広げて肉茎に塗り付け、濡らした先端で雪子の秘所を甘く突いてローションを塗り付けた。雪子の淫裂がぬめりを帯びたところで、ゆっくりと挿入する。

「んっ・・」
雪子は唇を噛んで矢崎を受け入れた。
雪子の中を行き来するうち、雪子の肌がだんだん湿って熱くなってくる。
雪子自身から漏れだす愛液が矢崎のものを濡らし、ねばりけのあるいやらしい水音と荒い息遣いが寝室を満たしていく。

「奥まで入った・・すごくきついよ雪子」
処女を喪失してまだふた月ほどの雪子は、まだかすかに痛みを感じているようだった。

「雪子、痛い?」
耳元で尋ねると雪子は首を横に振って微笑んだ。
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