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NEXT EXTRA 2025
第1章 Halloween Love

本人気にしてるから、言葉にして言ったことないけど。
「...忘れたの」
ん?今、間があった?
触れていた顔がより近づいて、吐息を交わすように唇が触れる。
稜の腕も絡まってきて、なんども口付けを交わしながら、ゆっくりとより深く舌を絡ませてゆく。
柔らかく胸を揉みしだいては時折先を弄ると、稜の声が益々色っぽく響いてる。
「...っふ、んっ...」
さっきまで僅かに抵抗していたのが嘘のように、羚汰に体を纏わせ、熱い吐息を弾ませる。
いやらしい舌音と蕩けるような吐息が狭い洗面室に広がって、互いを高めてゆく。
パジャマは脱がせきれて無かったが、稜の下腹部へと手を滑らす。
「んっ...」
風呂に入ってゆっくり、って思ってたけど。
計画変更。
「ん?パンツも、忘れたの?」
指がするするっと稜の中心まで進んで、遮る布無く到達する。
「ちがっ...。んっ、あっ」
少し湿り気を感じるその場所は、羚汰の指が軽く動いただけで音をたててゆく。
やっば...。
風呂上がってからずっとパンツ履いてなかったってこと?
あんな普通に話しながら、めちゃヤりたかったってこと??
あー、やばい。
もう挿れたい。
下半身に血流がぐぐっと集まってるのがわかる。
体をくねらせ悶える稜の体が、お尻が密着して、ほんとヤバい。
今日はゆっくりシたかったのに。
「違う?ほんとに?」
もう片方の手でパジャマをたくしあげて、覗いてみる。
体を少し離ししゃがみ込みながら、まくり上げてあらわになった肌に舌を這わせる。
バランスを崩した稜が、洗面台に両手をついた。
脱がせかけのなんともエロいパジャマの中で、なにやら言い訳始めた。
「...忘れたって、言うか。...その、ひと...つしか、なかっ...」
消え入るような声が上の方でしてるような気がするけど、頭に入ってこない。
次第に誘うように開いた足の間から、指が奥へと滑り込む。
「あっ...、からぁ...っ」
そんなに動かしている訳ではないのに、くちゅくちゅと音がやけに響いてる。
その音で余計に稜の消え入るような声が、かき消されてゆく。
「ん...後で聞く。入るよ?」

