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あなたに抱かれたい
第7章 入籍前の熱い一夜

「あなた、私は基本プランのブーケでもいいのよ」

「いや、本当は盛大に結婚披露宴もしてあげたい気分なんだ
それに比べればドレス代やブーケ代など微々たるものだよ」

それに、写真として一生残るものなんだから、せめてそれぐらいは奮発させろよ

そう言ってあげると、久美子はとても嬉しそうに笑った。

「それと…新郎さまのタキシードでございますが…
新婦さまのドレスにお似合いのドレスタキシードなどもございますが」

そう言ってプランナーはカタログを見せてくれた。

「いや、僕はノーマルなタキシードでいいよ」

チラッとカタログを見たが、昭和のアイドルがステージ衣装で着るようなチャラチャラしたタキシードなので、こんなものを着るぐらいならノーマルがベストだと思われた。

「了承しました
では、撮影日は来週の大安吉日の火曜日でよろしいでしょうか」

「はい、それで結構です」

「では、当日、新婦さまのメイクやヘアセットもございますので、予定の二時間前にスタジオにお越しください」

「了解です。よろしくお願いします」

「じゃあ、あなた、せっかく着せてもらったドレスだけれど脱いでくるわね」

純白のドレスが目映い。
スタッフさえいなければ、今すぐ押し倒して抱いてやりたい衝動でウズウズしてしまう。

「あ、そうそう!大事なことを告げるのを忘れてましたわ」

久美子をエスコートしかけて、思い出したようにプランナーの女性が「当日、参列者と言うわけではありませんが、撮影の見学なら10名ぐらいなら大丈夫ですので、新婦さんのドレス姿をお見せしたい方がおられましたらお気軽に声をかけてくださいね」

「えっ?このドレス姿を見てもらえるの?」

久美子も驚いて足を止めて振り替える。

「久美子、良かったじゃないか、お義父さんもお義母さんも花嫁姿を見たいだろうから呼んであげようよ」

「そうね、出来たら茉優ちゃんと正弥君にも見てもらいたいわ」

「うんそうだな…じゃあ、プランナーさん、当日は4名の見学者を同行させますのでよろしくお願いします」

「かしこまりました、では当日、二時間前にスタジオにてお待ちしております」

これでもう連絡事項漏れはないわねと、プランナーはファイルを開いて一項目ずつ指差し確認しながら自分で納得するようにウンウンと頷いた。
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